さるやん

シミュラント 反乱者たちのさるやんのレビュー・感想・評価

シミュラント 反乱者たち(2023年製作の映画)
3.0
こんにちは、さるやんです。
みなさん、AIをうまく活用されてますか。
仕事がら障害がある方を接していますが、その方は寝たきりなもんで手も足も動かせないので上手くAIを使って部屋の電気をつけたり消したり、エアコンの温度を変えたりと…いろいろ試行錯誤を繰り返してじぶん過ごしやすいようにカスタマイズしております。
いまはある程度扱えるようになりましたかどの製品が音声をひろいやすいとか、電気機器どの相性がよいとか様々に試してましたね。

今回の映画も進化したAIが人間型のアンドロイド、シミュランとなって人間社会に受け入れられている世界の話です。

近いところでいえばブレードランナーのレプリカントでしょうか。

そのなかでも世代が進みまったく人間と見分けがつかない第七世代のシミュランの一部が反乱を起こす話です。

もちろん、原則としてアイザック・アシモフがその小説で定義したロボット三原則のように人間に危害を加えてはいけないみたいなものも定義されてますが
進化して人間と変わらないとそのへんの定義も曖昧になってきますね。

そもそも人間自体が人間に危害を加えてますので。

まあ、自我をもったシミュランとそれを追う捜査官のはなしであり、ほぼ序盤でそれを画策したエンジニアの正体もわかってしまいます。
なかなかリアルな世界観で面白いなと思うんですけどなんせ、誰が、黒幕なのか?などのハラハラドキドキ感が、薄いために会話劇になっているわりには、セリフの中身が薄っぺらいという平坦な作品になってしまいせっかくの良い題材が生かされないのが残念でした。

なにげにシャン・チー主演のシム・リウなんかもでて豪華な俳優陣なのにとにかく盛り上がりがないまま終わってしまって残念な作品でしたがある意味未体験ゾーンにありがちだな、とも。
さるやん

さるやん