Arara

きっと、それは愛じゃないのAraraのレビュー・感想・評価

きっと、それは愛じゃない(2022年製作の映画)
3.8
全体評価いまひとつなのでどうなのかな、と思っていたが、自分はとても楽しめた。

ご近所さんで同じように小さい頃から育ってきても、やっぱり宗教だったり人種だったりの影響は大きく、全てを理解し合うのは難しいんだろうな、ということにイギリスならではの事情も絡めて気付かされた。

これだけ離婚率が高いと条件で選んだお見合い結婚は合理的にも思えたし、同時にこれだけ選択肢が多い世の中だとその弊害にもやっぱり気付かされて、多面的に考えられてよかった。
特にムスリムの女性はお淑やかなステレオタイプを抱いてしまっていたが、花嫁が年齢相応の弾けっぷりだったし、こんなもんだよな、と思った。

どんな宗教でもどんな文化でも結婚式はとっても綺麗で素敵なんだなとうっとりした。
パキスタン系の人たちもみんな美形すぎた。

主人公の妹が抱える問題も深刻で避けては通れない話だし、そこに踏み込んでいるのがよかった。

リリー・ジェームスはもちろん可愛いし、出てくるキャスト皆美形で素敵だし、ロンドンの街並みも素敵でイギリスひさびさに行きたくなった。
セリフの一部を断片的に切り取った邦題はセンスないと思うが、今後もこのぐらいの季節に見返したい。
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