若い女性の殺人事件を通して、フランスの社会問題を見事に表現した秀作。
田舎では、大した仕事もなく、若者はパワーを持て余している。クズ野郎が次々と出てくる中、両親から見た彼女の姿と捜査で炙り出された彼…
12月の殺人
兵庫県尼崎市の映画館塚口サンサン劇場にて鑑賞 2024年6月1日(土)
パンフレット入手
原題「LA NUIT DU 12」
イントロダクション
フランス警察が捜査する殺人事件は年間…
10月12日の夜、友人宅から帰宅途中の21歳のクララが何者かに生きたまま焼かれ殺されるという凄惨な事件が発生する。捜査を開始した警察はクララの関係者を中心に聞き込みを始め、恋愛に奔放だったクララの幾…
>>続きを読むフランスで実際にあった未解決事件を基に作られた作品
ガソリンをかけられ生きたまま焼かれて亡くなった少女
犯人を追う警察
容疑者が何人も挙がるが真犯人は見つからず
聴き込みを繰り返しても手掛かりは…
彼女はなぜ殺されたと思う?女の子だからよ。
物語は開始数秒で結末を告げる
"未解決事件"であると。
異性関係に難ありという被害者の容疑者と浮かび上がるのはアリバイがある男性ばかり。
募るイライラ…
どんなに近い親族でも友達でも
知ってるつもりでも知らない部分だってある
状況証拠に様々な供述を集めたって
第三者の警察なんかより分からない
決定的証拠がない未解決事件を
捜査する側のリアルな苦悩や葛…
ある殺人事件の捜査の過程を、それがフェミサイドであると示唆しながら描いていく作品。オープンエンドの結末のシーンが素晴らしくて、もっとこういう終わり方をする映画がみたいという気持ちになった。ただし、警…
>>続きを読む© 2022 - Haut et Court - Versus Production - Auvergne-Rhône-Alpes Cinéma Photo credit: Fanny de Gouville