勝ったのは農民だ

SISU/シス 不死身の男の勝ったのは農民だのネタバレレビュー・内容・結末

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

【気持ちは大事です。】

※今回もかなりネタバレします。
未見の方は読まないことをオススメします。🙇



K-1 WORLD MAXの元世界王者:魔裟斗選手は

「本気でやると思ったことは必ず実現する。優勝した2003年と2008年は優勝すると本気で思っていた。」と語っています。

じゃあ、
「その間の2004〜2007年も本気で思えばいいじゃないか❓」🤨
と多くの人が考えるでしょうが、
「それは無理です。思えません。本気の次元が違います。」
とのことです。

つまり本気で思える時点で今作の主人公:アアタミはすごいです。

銃弾に全く当たらないのも、
首を吊されても死なないのも、
戦闘機にツルハシ⛏️一本突き刺して落ちないのも、
少なくとも
「絶対に死なない‼️」と本気で思っていなきゃ出来ません。

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【犬がめっちゃかわいい‼️】🐩

気になったのは、

最初は主人公:アアタミが金塊を掘っていて
馬🐴に乗っている上に犬🐩も連れているんです。

90分少しの短い映画で、「主人公周りの動物は2頭も要る❓」って思っていましたが、案の定、馬が死にました。🐴
あの死に様は可哀想でした。😫

ただ、犬がめちゃくちゃ可愛かったですね。🥰
戦場にいなさそうな犬種だし、なにより主人公:アアタミのキャラクター像とかけ離れすぎていてびっくりしました。😅

「犬は飼い主に似る。」って誰が言ったんでしょうか❓

🐩🐩🐩🐩🐩🐩🐩🐩🐩🐩🐩🐩🐩🐩🐩🐩🐩🐩🐩🐩🐩🐩🐩🐩🐩🐩🐩🐩

【敵は馬鹿じゃないけど、“犬に爆薬🧨“は許せません。】

あと、敵さんもそれほど馬鹿じゃありません。
彼らは彼らで敗戦間近、命令通り帰ったところで絞首刑の崖っぷちなんです。
そこもよかったです。

アアタミの犬に「おいで👋」って言うので、
「あれ⁉️犬好きな人なのか❓」と思いきや、
その犬に爆弾🧨をつけて主人公の元に向かわせる作戦もいやらしいですね。

自分たちは主人公:アアタミ視点で観てますから、
「お前‼️生きてたのか‼️」みたいに喜んだ瞬間、爆弾がつけられていてびっくりしました。😨

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【世界一幸せな国:フィンランド🇫🇮でこんな映画が大ヒットするのは面白いです。🤣】

そんな感じで、随所随所で予想を超える展開がありました。

それ以外で箇条書きしていくと、

・章だてしているストーリーテリングのかっこよさ🆒

・地雷だらけの場所で、ナチスの1人が爆死して、その吹っ飛んだ足🦵も地雷で爆発する💥


・主人公が弱気なナチス1人を目の前にして彼を殺すのか❓と思いきや、
ナチス軍の2人乗りバイクが来て「ヤバい‼️形勢逆転だ‼️」と思いきや、
そいつらは一目散に逃げていったと思いきや、
主人公はその1人を殺さずにバイク🏍️に乗っていって、
その人は生き残ったと思いきや、
そこに囚われた女性たちがGメンみたいに堂々と現れる。


・飛行機のなかで主人公がボロボロの状況で、「これからこいつをどう倒すか❓」ってシーンで、思いついたあの倒し方

・主人公が銀行🏦窓口で換金するまでを描いてから、どーんとタイトル「SISU」


まぁ、

「ナチスをぶっ倒せ‼️」的なB級戦争アクションのよくあるジャンル映画🪖ですけど、(A級映画とB級映画の違いは分かりませんが…。😅)

自分は80点満点ぐらいの期待値で85点ぐらいの満足度がありました。♨️

91分って短い上映時間ですし、
「気軽にこういう映画がもっと観たい‼️」って人の要求には十分に答えてくれる映画だと思います。

今だったら

“不死身の男が主人公で、
金塊を奪い合う映画“と言えば、

どうしても大ヒット中の『ゴールデンカムイ』を連想してしまいますが、
今作『SISU/シス』もなかなか面白かったです。


今作は母国フィンランド🇫🇮で記録的な大ヒットをしたそうですが、
ジャケットに書いてあるように、世界一幸せな国でこんな映画がヒットするのは面白いです。🤣