めちゃくちゃ面白い！！！

「A=B、B=CならAは実質Cだね」といった屁理屈ジョークがよくあるけど、今作の「テニス」「恋愛」「対話」「音楽」は屁理屈なしにすべてイコールで結ばれている。
対話はテニスを通しても行われ、音楽と対話は同じくらいの音量で耳を震わせ、さらに恋愛を構築する対話も着実に面白く、そしてテニスは恋愛関係を表す。

そのイコールの四角形の真ん中で物語を支配するのは、ゼンデイヤ演じるファム・ファタール、タシ。恋愛とテニスが因果関係で結ばれているからこそ、タシの「楽しさ」「勝利」への狂気的なストイックさは、恋愛関係を狂わせ、テニスの試合を異次元の高みへと導いていく。

神と悪魔は紙一重。ゲームマスターであるタシが、チャレンジャーであるふたりの人間関係も試合もすべてを掌握し、それでいながら戦いの行方にはタシ本人もドキドキしながら見守る、そんな構図がすばらしく面白い。

常人にたどり着けないストイックすぎるゆえの狂気の鍋に、恋愛とテニスを放り込んで煮込んだようなこの映画。ルカ・グァダニーノ監督の頭の中を覗いてみたい。

---
観た回数:1回

• #つくね用:2024年製作
• #つくね用:2024年公開
• #つくね用:ドラマ
• #つくね用:恋愛
• #つくね用:スポーツ
• #つくね用:ルカグァダニーノ
• #つくね用:ワーナー
• #つくね用:MGM
• #つくね用:ゼンデイヤ
• #つくね用:マイクファイスト
• #つくね用:テニス
• #つくね用:三角関係
• #つくね用:SD24

こ、これは…
予想の斜め上を行く仕上がり。
勿論良い意味で滅茶苦茶裏切られた。






ー以下、ネタバレ含む。







予告だけを見ていると単純にテニスを通じて3人の関係が揺れ動く恋愛モノかと予測して鑑賞。なのであまり高い期待は持っておらず、恋愛モノかーまあたまにはいいかーくらいの期待値だった。

しかし実際は勿論恋愛要素もあるが、テニスというスポーツがメイン軸に据え置かれ、サスペンスやら心理戦やら、伏線回収やらで見事に予想を覆す面白さに仕上がっていた。そしてやはりトップアスリートあるあるな異常なまでの「勝ち」への拘り。これがないと勝負の世界では勝ち残っていけないんだろうなと凡人らしく想像を膨らませて、傍観しているこの立ち位置で良かったとも胸を撫で下ろすような終始、複雑な心境に陥った。それほど、スポーツの世界で生き残ることは難しいのだなと痛感させられた。

ゼンデイヤ様のお美しい体から伸びる四肢の長さと曲線美たるやたるや…いやもう眼福。そしてなんなら男性陣は容赦なく局部ガン晒し。さすが監督。なんなら監督の感性、女性に近いなと思うシーンがチラホラ散見された。
しかしながら友人と一緒に見に行ったので、局部モロ映しのシーンでは親と一緒に見ていたテレビで突然エロシーンに直面してしまった時のような気持ちに。笑

カメラワークの豊富さ、過去と現在をミックスさせて時系列の並び替えによるストーリーの見せ方、ここぞというタイミングでチョイスされる音楽、緊迫さを助長させる空白の間。かなり満足いく作品だった。

文句なしで友人たちにもオススメしていきたい。

• #lidocineams

クソほど興奮した最高だマジでedge of the seat体験エネルギーが爆発してるぜビートが弾むぜ

セックス、テクノ、テニス、最高なラブストーリーはこの三つの一見無関係な要素が見事なハーモニーを創り出すことにより完成している。

• #MyATB