静かに、しかし確かに存在する夜明けを待つ全ての人に光を当てた作品。この広い宇宙の中で孤独に感じることがあっても、その輝きはどこかの誰かには届いている。星のように。
リズミカルに球が飛び交う卓球のシーンは『ケイコ目を澄ませて』の冒頭を彷彿させた。
最初は家でサイクリングマシンを漕いでいた山添くんが藤沢さんとの交流を経て、毎日のように乗るようになった。
「歩く世界が全てだった(意訳)」という他人のブログを読んで、自転車をあげる藤沢さんの視点と優しさ。
知りたいとちゃんと調べる行動力。
役者松村北斗。
経済的にも、災害マップ的にもいつか消えてしまいそうな「東京の東側」を描く三宅監督。
2024年
ストリーミング 1本
映画館 8本
計 9本