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夜明けのすべてのnebuliepassのレビュー・感想・評価

夜明けのすべて(2024年製作の映画)
4.2
雨で始まって雨で終わる作品で、その雨も最初は鬱々としたものだったのが、明るく陽の光が入ってくるものに変わったのが良かった。
ポスターから勝手に恋愛ものかと思っていたけどそうじゃなくて、生きづらく感じていた人同士が出会い、前を向ける作品だった。引きの映像が多く、日常の一つであるという感じがした。役者さん全員がとても自然な演技ですごかった。萌音ちゃんの、普段優しいのに怒らせたら怖いタイプな感じ、怒りの切り替え方、さすがすぎる。
子役の2人もすごかった。途中撮った映像を確認する時、男の子が飲み物を飲みながら話すシーンは絶対中学生じゃないだろ…と思って面白かった。
北斗くんが徐々に心を開いて、会社の服を着るようになるのとか、細かい演出が良い。
他の方も言ってるけど、本当にここに就職したい。
星って何百年も前に発した光が見えているだけで、本当はもう消滅しているかもしれなくて、でもそれを知れるのは消滅してからずっと新しい。いいな。プラネタリウム行きたくなってきた。
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