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パスト ライブス/再会のにのレビュー・感想・評価

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)
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映画PAST LIVES、以下をテーマにしてるNY観光恋愛映画で良かった!初恋VS結婚してる三角関係映画なんだけど、三者ともに''あなたにわたしなのか?''という問いかけしてて大変よかったな(好きで良かったなんて陳腐なワードが一切ない。縁と人生についてひたすら触れていて、セリフが勝利していた。)

「「みんな本当は心から好きで付き合っているというよりかは、単にタイミングと都合が合ってその人と一緒にいるだけで、その人である必然性みたいなものは実際そこまでない」という本質に気づいている人は恋愛がしづらいし生きづらい。
その関係は愛がない。すぐ分かる。それは仕方がないのかもしれない。しかしそれでも愛のある関係を目指し続けた先に何があるのか?何を失うのか?愛がない関係とは?愛がある関係とは?それは「どういうところが好きなのか」というありきたりな問いでも見えてくる。」

数日経って、映画パストライブスの「手触り」が忘れられなくて唸っている。"好きな人"の話だけど、どの人にも当てはまる「私にとって"大切"との向き合い方・別れ方・進み方」を描いてるので人生だな〜ということを考えさせられる。見る(客観)から触れる(追従)できる映画ってなかなかないのでベスト級

手触りでいうと「夜明けのすべて」も、とんでもなく"触れてくる"映画でこちらもベスト級。両作ともに言えるのは「恋仲になるわけではない"男女"の関係性」を「それでもお互いが唯一無二の存在になるのだとわかる」作品で、新しい/これからの男女の関係性の描写とも言える。名前がつかない関係性です。
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