実はこの夏1番最初に観た作品でしたが、レビュー後回しになってしまった…💦
これは、かなり分かりづらい…。
うーん難しい😓
宮崎駿が作りたかった作品。尊重はしたい
どちらかと言うと、好みの作風ではありませんでしたが、熱烈なファンができそうな要素は感じます。
冒頭よりしばらくは割と分かりやすく、主人公眞人のキャラクターがイメージできます
次第に分かるところと、?なところが混雑…。シーン毎の継続性があったりなかったり…。意味合いを繋げて行こうとすると置いて行かれる…。
作画的にはやはりジブリだなぁ、良いなぁ
なんて視点変えるとさらに置いていかれる💦
と、ここまで作品を思い出しながらレビュー書いていますが、ちょっと気がついた事が…。私はジブリの何作かは視聴しており、「カリオストロの城」や「もののけ姫」など好きな作品もありますが、総じて大のジブリファンと言えるほどではありません。
そんな私が言うのもどうかと思いますが、
こんなに分かりづらくしか出来なかったか?
過去作はもう少しストレートな表現でなかったか?
宮崎駿さんはこの作品を作りたかった…。
結論的に言うと本作は、宮崎駿監督を理解することにより初めて理解できるのではと思いました。
分かりづらくなってしまうのは、宮崎駿監督は、ひょっとすると自身の人生や、発表して来た作品に対し肯定しきれない何かがあるのでは?つまり監督の葛藤が具現化されていたせいではと思いました。
眞人の家庭は父親が、軍事産業を営み裕福な家庭です。
乏しい知識ですが監督の家もゼロ戦の部品を作っていて裕福だった。
その生活を享受しながらも戦争は反対。
ここに心の矛盾を持たれ続けたのではのではないか?
宮崎監督を知れば知るほどに本作の?なところが理解できるかも知れないと思うと、鑑賞後しばらくして興味は増すばかりとなりました。
眞人は大叔父の後継にならず、現世に戻ってきます。
大叔父は眞人に13の石を積み上げるよう
話をします。
ある意味、大叔父の言うことを聞いて、後を継いだ方が眞人にとって楽かも知れません
しかし眞人は、自分の意思で選択し喜怒哀楽、失敗成功のある現世に戻る選択をする…
深読みしすぎかもしれませんが、宮崎監督は自己矛盾のなかで制作、発表、提案してきた作品が完璧ではなく、(とは言え完璧と思いたい自分もいる)あくまで、意思決定の指針の一つとし、自分で考え人生を歩んでほしい
と言う思いがあるのではと思いました。
現世に戻る事を決めた眞人は結果的に大叔父に習う事はしない。
13の石を積み上げる事もしない。
これから調べようと思いますが、13の石…。
監督が作った作品てそのくらいの数だったような…?
この深読みが正解なら、自信を持って制作、発表した作品たちを参考の一つ程度の位置に落とし、あくまで人生は自分の意思で決めて欲しいという、自虐的とも言える強いメッセージを感じます。
多少でも当たっていれば、ほんと懐の深い偉大な監督だと思います。
ps 全くの大ハズレだったらごめんなさい🙏