がんつ

君たちはどう生きるかのがんつのネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

【 好きなところ 】
眞人が「君たちはどう生きるか」を読んで、物事の捉え方や世界との関わり方が変わるところ。
ナツコがいなくなり、「僕も探しに行く!」という展開が胸熱。

本、ドラマ、そして映画。一つの作品に出会って人生が変わることもある。それってめっちゃ素敵ですよね😚

【 好きになれなかったところ 】
↑以外の要素ほとんど。
過去作のオマージュで構成された作品としてクリント・イーストウッドの『クライ・マッチョ』があります。あれは好きなんですけど、こっちは...。

『君たち〜』と『クライ〜』の違いは、物語をそのものがオマージュなのか、そうではないのかという違いだと思うんです。

『クライ〜』は物語の中で、名シーンやシチュエーションを引用している。
対し『君たち〜』は『失われたものたちの本』『王と鳥』等作品の大まかな構成から丸々引用している(らしい)
だからか、どこか物語の展開が突飛なように感じました🤔

作品ありきの引用ではなく、引用ありきの作品。
そして、一般観衆へ向けた作品ではなく、宮﨑駿の後継者たち、クリエイター達向けの作品やろ。これ。

そもそも、作品や監督の背景を知らないと楽しめない作品ってどうなん???🙂
がんつ

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