なつこ

エレファント・ウィスパラー:聖なる象との絆のなつこのレビュー・感想・評価

3.8
真上から見た森、そこに暮らす野生の動物たち。その映像だけでも吸い込まれそうになる。

村を守りながら暮らす部族、そこで野生の象の保護活動をしているボマンとベッレ。

「ゾウが村に入るのは人間のせい」
それはどの国にもどの野生動物にも言えることだ。

干ばつで食料に困り村におりてきた象の親子、母は死に、なんとか子は助かったが野生には帰れない。その子「ラグ」を我が子のように世話する2人。

迷子になったら生きていけないので首から鈴を下げているラグ。

そこに今度は生後5ヶ月のアンムがやってくる。

彼らは家族なのに、何故担当者を変えるなんてことをするんだろう。
森林局も所詮お役所仕事なんだろうか。
ラグと別れてから数日ミルクを飲まなかったアンム。彼らにとっても、多分ラグにとっても、互いは大切な家族だったのに。

正直上手くレビューにまとめられない。
美しい森と、時折映るそこに住む動物たち。
そこにある厳しい現実、でもそこで動物と森を守ろうとする人々の想い。
それは今もこれからも続いていく。
なつこ

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