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ナショナル・シアター・ライブ 2023 「かもめ」

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『ナショナル・シアター・ライブ 2023 「かもめ」』に投稿された感想・評価

桃龍

桃龍の感想・評価

2.0
セリフの読み合わせに毛が生えた程度。
セットや大道具は一切なし。椅子が10脚のみ。
衣装もなし。みんな普段着で裸足。
10人がずっと舞台上にいて、喋ってない人はその場にいないと思って見なければならない。

しかも冒頭の劇中劇がカットされ、それを見た前提で話が始まる。
直前に映画版を見た俺は少し設定を想像できたが、これ初めて見た日本人は金返せレベルだろう。
「英国ではNTLive史上最多800万人を超える人が予告を視聴した」ってチラシにあるが、本編を見て満足したとは書いてない。

ヒロイン頑張ってるけどちょっと小さくて、舞台演劇では映えないなぁ…。
と思って調べたら、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』『ラスト・クリスマス』のエミリア・クラークで、気づかなかった。
映画では存在感があって良かったけど、157cmでは残念。
chaooon

chaooonの感想・評価

3.7
National Theatre Live in Japan 2023シーズンの最新作✨✨

GOTのエミリア・クラークのウエスト・エンド・デビュー作🇬🇧💖

ロシアの劇作家アントン・チェーホフの不朽の名作をイギリスに舞台を置き換えた現代劇として、マカヴォイのシラノで斬新な演出を手掛けたジェイミー・ロイドが今回も演出。
ポスターヴィジュアルがシラノと似てると思ったら、演出おんなじ人だった😇

シラノ同様、今回もセットや衣装をシンプルにした演出。
いや更に極限まで削ぎ落とした感じか。
衣装は普段着のようなカジュアルなもの。
小道具やかもめも登場なし。
セットは3方向を囲む壁と、キャストが座る椅子のみで着席と起立や、椅子の方向を変えることでシーン状況を説明。
シンプルながら画期的✨
場面で出番のないキャストも常に舞台上に座っていて、傍観している。
時には会話の後ろで目線を熱く交わし、脚本にはない部分で育まれる人間関係の裏事情を覗き見ることができる造りは面白いなあと思った👀💕

ここぞという照明の使い方も印象的💡光と闇の演出✨

そして肝心のエミリアは、可愛らしく繊細な演技ではあったんだけど、何せ小柄だし細身だし、舞台で観るとちょっと子供に見えてしてまって、残念ながら舞台映えしない感じがしてしまい残念💦
演目が変われば印象も違うのかもだけど、正直映像向きかなあ〜😅
エミリア自体は好きだけど、シアーシャの方が全体的に良かった。

やっぱり今作でも目を惹くのはイリーナ!
しかも今作は『NTLiveプレゼント・ラフター』でもかなり好きだったインディラ・ヴァルマ😍
カジュアルな衣装ですら優美💖✨
かもめの中心人物はやっぱりイリーナだっと確信するような、周りを巻き込み自分のものとしてしまうような彼女の引力❣️

驚いたのは著名な劇作家のボリス役が若い😳
しかも金髪イケメンでかなりの色男風。
映画を先に観たからコンスタンチンとイメージが逆転な感じ。
ただイリーナとのやり取りは力関係のバランスが取れているからこれでいいような気もした。

NTLiveが毎回興味深いのは休憩時間も映像がカットされておらず、舞台変え等を観ることができるけど、今回は特に休憩時間中もコンスタンチン役のダニエル・モンクスが舞台上から下がることなくずっと座ってたり横たわっていたりの演出があって驚いた。

あとかなりシリアスな雰囲気かと思いきや、観客から沸き起こる笑い声が意外😳
海外の舞台の映像あるあるだけど、そこ笑うんだという驚き!
パンフの解説読んだら、元々チェーホフの戯曲も『喜劇』とわざわざ銘打ってるらしいけど、正直全く理解できずだよ😂
皮肉的な話なんだろうか、これ。

第一部は田舎の湖畔、映画版ではあっさり描かれていた2年後のシーンを丸々第二幕で描く。
原作を読んでないので、てっきりシアーシャの映画版は後半の2年後のシーンを割愛してるのかと思ったけど、大して内容は変わってなかった🤔
一部で既にライティングのインパクトがあったから、最後のシーンは来るぞ!って構えてしまったけど、これいきなりNTLive版観たら展開理解できるのかしら?
まあとにかく斬新なので、予習はしといて正解だった💦

そして案の定、あんまり好きじゃない話だわ、かもめよ🤣
GOTキャストは去年のキットの『ヘンリー5世』と今回のエミリアと続いていて喜ばしいんだけど、どちらもハマれず肩透かしでやや凹んでる😔
umisodachi

umisodachiの感想・評価

3.3
ロンドンのハロルド・ピンター劇場にて、ジェイミー・ロイド演出の『かもめ』を鑑賞。『ゲーム・オブ・スローンズ』のエミリア・クラークがニーナ役でウェストエンドデビューを果たしている。

ほぼ何もないセットに、部屋着のような衣裳を身に着けた裸足のキャストたち。小道具は椅子のみ。ほぼ動くこともない(たまに観客に背を向けて座るくらい)斬新なステージングで、まるで本読みリハを見ているように物語は進行していく。

本来ならば序盤にあるはずの劇中劇のシーンの直後からスタートするので、観客が目にするのはほぼ問答のみ。そこにあるのはロシアらしい雰囲気でも、田舎ののどかな空気でもない。芸術や名声や愛情についての哲学的ともいえる対話だけだ。

設定は現代に変更されており、セリフもちょいちょい現代テイストになっている。映画のタイトルが出てきたりね。とはいえ、全体としての流れは変わらない。視覚的な変化に乏しい分、『かもめ』がどんな作品なのかを全く知らない人が観ても入り込めないのではないかと思う。明らかに知っている人に向けて作られている。

とまあ、こんな感じで超斬新な演出だったわけだが……微妙!!微妙すぎた!

物語の中心に若者2人が据えられているのだが、彼らがキツい。まず、ニーナ役のエミリア・クラーク。美しい容姿を持ち、都会と名声に憧れる女の子なわけだが、いかんせん華奢すぎる。細身のジーパンにシンプルなカットソーという衣裳では、美貌よりも貧相さが目立ってしまう。しかも一本調子な表情とセリフ回し。世間知らずでちょっとアホというキャラクターのせいもあるのだろうが、彼女が喋り出すたびにイライラしてしまうのがどうにもねえ。空気の読めなさは上手いんだけど、抑揚に乏しいせいで「同じことばっかり何度も何度も言うなよ!」と思ってしまった。

ニーナは前半と後半でかなり環境が変わる人物のはずなのに、その変化がまったく見えなかったのもいただけない。ずっと弱弱しくて、ずっと儚くて、ずっとアホっぽい。舞台にどれだけ慣れているのかもあると思う。ああいう演出だと経験はかなり重要だなと感じた。

もうひとりはコンスタンティン役のダニエル・モンクス。鬱々とした面を強く出したキャラクター設定は良いと思ったし、彼を中心に据えた構成も理解できるのだが、ボソボソ喋るから聞き取れなくて!私のリスニング能力では難易度高すぎるよ!

一方で、素晴らしかったのはイリーナを演じたインディラ・ヴァルマ。文句なしに魅力的でエネルギッシュ。傲慢さも、繊細さも、執着心も、子どもへの愛も、何もかもを見事な緩急で演じ切り劇場を支配していた。特に、コンスタンティンに対して「言ってはいけない言葉」を放って深く後悔する流れでは思わず涙が……彼女がいなければ作品として成立していなかっただろうと思うくらいの存在感で唸った。

その他も、マネキンみたいな掴みどころのなさと奥行の両方を感じさせたトリゴリンを演じたトム・ライス・ハリスや、イラつきをコメディリリーフに発散させたマーシャを演じたソフィー・ウーなど良かったキャストもいたのだが、いかんせんエミリア・クラークが話し出すと眠くなるという現象に耐えられず。特に終盤はインディラ・ヴァルマが前面に出てこないこともあってかなりキツかった。

あと、「Extraordinary」などキーとなるワードを効かせた脚本にしているのは伝わるのだが、それが上手く作用しているようにはあまり感じられなかった。なんだか惜しいんだよなあ。なお、休憩終わりでいなくなった観客はけっこういた。

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上映時間:

98分

ジャンル:

3.3

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上映日:

2017年10月06日

製作国:

上映時間:

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上映日:

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製作国:

上映時間:

95分

配給:

  • 東宝東和
3.9

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上映日:

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製作国:

上映時間:

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