sayuriasama

愛と哀しみのボレロのsayuriasamaのレビュー・感想・評価

愛と哀しみのボレロ(1981年製作の映画)
4.0
歴史の大きな軸の中で生きる人間はちっぽけだけど、ひとりひとりの生き様
はダイナミックだ。

午前十時の映画祭にて。

第二次世界大戦から1980年(映画制作時の現代)まで、欧米に暮らす、いくつかの家族のストーリーがラストに開催されるパリでのパフォーマンスで集合する様を描いた作品。

第二次世界大戦やアルジェの紛争など、大きな歴史軸を頭に入れつつ、役者人の顔を短期で記憶しなけれなならないのは結構大変でしたが、描かれる家族の数も多いので映画の尺が長くても気にはなりませんでした。
また、音楽やメディアの移り変わりで時代時代を描いており、耳でも楽しい作品でした。

いわゆる「偉人が少なめな大河ドラマのダイジェスト」っぽい気もしますが、複数人が主役のストーリー展開としてはお手本になるような脚本の構成は楽しみました。
sayuriasama

sayuriasama