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地中海熱のギルドのレビュー・感想・評価

地中海熱(2022年製作の映画)
1.3
【おっさんのメンヘラは他人の良心ブレイカー】【東京フィルメックス】
■あらすじ
占領下に置かれたパレスチナ人のアイデンティティの問題を背景に、二人の中年男の思いがけない友情の帰結を皮肉たっぷりに描く、マハ・ハジの長編第2作。カンヌ映画祭「ある視点」部門でプレミア上映され、最優秀脚本賞を受賞した。

■みどころ
慢性的なうつ病を患う作家志望の男が新しく引っ越した隣人の男と友情が芽生える話。

なんでこれに最優秀脚本賞が出るの?ってくらいつまらなくて腹立ちました…
「アヘドの膝」みたいな茶化し、「ファニーゲーム」みたいなメタ要素があればまだ許せるかもと思ったけど、この映画ではアイデンティティ問題と称した作家志望だけど全く書けない男が希死念慮が起きるや否やとことん巻き込みに巻き込んでいく。
胸糞映画と言われればそれまでではあるが、全体的に鈍重で退屈で面白くなかったです。何か見どころがあれば…とも思ったけど、ラストの緊迫感くらいしか褒めどころないのが残念でした。

「フルメタル・ジャケット」の微笑みデブを二段階くらい強化したような…そんな作品でした。
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