叡福寺清子

猿の惑星/キングダムの叡福寺清子のネタバレレビュー・内容・結末

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

シーザー・サーガ三部作の数世紀先の未来.そこはチャールトン・ヘストンが舞い降りた惑星でありました.こんばんわ.三遊亭呼延灼です.

プロキシマス・シーザーが,強烈なカリスマの威を借りて世界を支配しようとする姿は,アッラーの言葉の名の下に,世界をイスラム一色に染めようと企む原理主義者の姿に重なりました.というか,そんな難しい話はどうでもよろしくって,『猿の惑星』を観ると,「エテ公に支配される為に人類は文明を構築したわけじゃねぇし」という想いが強くなります.特に本作の場合,偉大なる人類の文明をブンドルブンドル(ちょっと懐かしいですな)企むエテ公が登場しますんで,その想いはより強くなりました.サイロに主電源が入ったり,ハッチ開閉のサイレンが鳴った際に驚くエテ公の姿に,「そうそう,エテ公はエテ公らしくすりゃあいいんだよ」という,ウェズリー・マカロー大佐みたいな感想を抱いておりました.天体望遠鏡なんてエテ公には500万年はえぇんだよ!!

なお,捉えられたエコー(人間)達がどうなったのでしょう.キャンプに,その姿はなかったようですが,まさかアイツら喰ったんじゃねぇだろな.おのれ!!エテ公めぇぇ.今こそ,この惑星を人類に取り戻すのじゃ!!!!ってな具合に新三部作はなるのでしょうか.なお.IMDBで確認しましたが,ディチェン・ラックマンのスケジュールに続編は,まだ入っていない模様です.出てほしいなぁぁぁ.