猿が支配者として君臨するようになった近未来を題材にしたＳＦアクションで家族を失った猿と秘密を知る人間の女性や人間を排除しようとする冷酷なリーダーを中心に猿と人間の共存か猿の独裁かをめぐる争いが繰り広げらさまを描きだす。日米同時公開にして新サーガ始動。新３部作の第１弾。シリーズのフランチャイズでは第１０弾。またシーザー率いる猿たちと人類の決戦での前回の『猿の惑星:聖戦記(２０１７年)』から３００年後が舞台。無垢な若者の成長ロードムービーの形相でエンタメでありながら現代社会の映し鏡に。『メイズ・ランナー(２０１３年)』シリーズのウェス・ボール監督の大味なアクション要素も充実。新たな猿の物語がＳＦアドベンチャー路線へ切り出したのがわかる。独立した話になってるため位置付けは気にせず、間口の広い新たなサーガの１本目となった。
