Toineの感想文

スキン・アンド・ボーンのToineの感想文のレビュー・感想・評価

スキン・アンド・ボーン(2022年製作の映画)
3.5
【強い女性が飼育する動物たち】
フォロワーさんのレビューで興味津々になり鑑賞いたしました。
ちぃさんいつもありがとうございます!
(とくに血なまぐさい作品の共有が嬉しいです♡♡)

以前感想文を投稿いたしました「レフト -恐怖物件-(2020)」に出演されていたイーライ・パワーズ監督のショートフィルム。
あちらにもこちらの作品にもアマンダ・セイフライドさんがご出演されてますね。

今作は色々な解釈ができそうな所が素晴らしいと思いました。
主人公クリスチャン氏の夢とアマンダさん演じるセリーナさんの怪しい表情。
夜な夜な聞こえる男性たちの呼吸。
彼の取った行動。結末。
たくさん考察できて楽しい!
血塗れなのも良かったです。

クリスチャン氏が悪夢に悩まされ暴力的になっていったのはセリーナさんが言った通り彼の心の弱さも影響していそう。
であの結末なので心の弱さを利用してのアレなのかなと。
出会った時からずっとセリーナさんに心の深淵を覗かれちゃってたなと。
言語化するのが難しいですが。

意味ありげなヤギもキリスト教では人間の罪を背負わせて神へ捧げる動物なので単純に身代わりという意味を含ませているのかも知れない…と、短い尺のひとつひとつのカットが本当に意味深で良き!
彼の瞳も伏線だったのですねー。

あとはお馬さん大好きなのでクリスチャン氏と見つめ合う美しい芦毛の子が可愛くてたまらなかったです。
ちぃさん素敵な時間をありがとうございました♡