心霊手術で世界的著名人，冒頭のエクストリームという文字から，覚悟していたのですが，全然真面目な伝記映画でございました．こんばんわ三遊亭呼延灼です．
心霊手術の是非を問うことなく，その手術によって200万人を救い，かつ治療費を一切受け取らなかった生真面目な男性の半生を描く事に心を砕いた作品．収監された刑務所でも治療を行い，所内の環境改善にも貢献したのですから，生真面目が服を着た男だったのでしょう．．
普通に話を聴くと動乱の人生なのですが，御本人の生真面目さが災いして作品としては面白みに欠けてしまったのは，皮肉と申し上げるほかございませんな．
アリゴーさんが心霊手術が可能になったのは，なんでもドイツ人のハゲ散らかした医師が憑依したからだそうですが，アリゴーをもってしても回復不可能な患者に対して，「治らん！死ぬぞ！！」って宣言するのは，なんか凄かったです．それでも批判されなかったのは，氏の人徳のなせる技なんでしょうか．
70年代だったとは思うのですが，本邦でもテレビで心霊手術が取り上げられたりしましたが，ほぼ全部が詐欺だったこともあってか，今ではヒバゴン級のインチキ・・・と思ってましたら，某番組でゴッドハンドさんが体に隙間を作って手術しなくて良くなったとかって話を芸人がしていまして・・・まぁ病は気からと申しますからなぁ・・・
