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aftersun/アフターサンのFのネタバレレビュー・内容・結末

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ソフィは11歳の女の子。
夏休みに離れて暮らしている父親のカラムと久しぶりの二人暮らしをトルコで過ごすことになった。
最初はぎこちなさがあるものの、次第に二人は親子としての親密さを取り戻していく。
父親のカラムはソフィとともに過ごすそのかけがえのない日々をホームビデオで撮影しはじめる。
11歳のソフィは無垢で純粋さがありながらも、どこか性への関心を抱き、大人びた一面を見せたり。
一方で、父親のカラムは終始穏やかで娘のソフィーには優しく接しているようで、離れて暮らしていることの寂しさだったり、罪悪感というか虚無感というか、独特の距離感も何かしらあるように感じられた。

そのかけがえのない一夏の思い出を大人になったソフィーはふとしたことから見返すことになる。
11歳のソフィーと離れて暮らす父親のカラムとの一夏の思い出。
そのかけがえのない一夏の思い出が大人になり父親と同じ年齢になったソフィーにはどう映ったのだろうか…。

正直、映画としてはかなり余白を残した内容で、どう捉えるかは鑑賞した方に委ねているところはある。
その為、鑑賞した方によってはかなり評価が分かれるところはあるようには思うがこういう余白を残した作品でしか生み出せない良さもあるようには思う。
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