健一

aftersun/アフターサンの健一のレビュー・感想・評価

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)
3.5
去年見たコリン・ファレルの.....

あっ、あれは「アフター・ヤン」でした。😅

こっちは「アフター・サン」だそうです。

本作で若いお父さんを演じたポール・メスカルが昨年度のアカデミー賞にて主演男優賞にノミネートされたので、どんなもんか鑑賞。
このノミネートが無かったら恐らくスルーしていたと思われる作品。

11歳のソフィは 離れて暮らす父とトルコ🇹🇷のリゾート地にやって来た。🏝️
父が持参したビデオカメラでお互いを撮影し合い、思い出を『記録』する。
あれから20年の月日が経ち父と同じ年齢になったソフィは あの日撮影した『記録』を見返し あの頃気付かなかった父の違う一面を見出していく・・・

11歳の娘と あと2日で31歳になる若い父親との『思い出作りの小旅行』。
つまりハタチのときに作った子供って事?
若いね‼️
『若いで まとめないで ください。』😅
(大好き あのちゃん!😍)

初期のウォン・カーウァイの作品を観ているような錯覚に陥る。
撮影スタイルも彼の右腕クリストファー・ドイルの撮影方法にそっくり。
なんでもないストーリーを監督の『才能』とスタッフの『手腕』でみせるとても貴重な作品。
なので本作はアカデミー主演男優賞にノミネートされたポール・メスカルが凄いのではなくて この監督さんが凄い人なのだと思う。
『アンダー・プレッシャー』や『テンダー』など名曲の選曲もお見事。
初監督作品でこれだけのクオリティを表現できるなんて!
今後の活躍にも大いに期待したい。

『太陽の下なら、たとえ離れて暮らしてても一緒にいるのと同じ。』

何年振りの再会なのか?、離れて暮らすワケは?、このリゾート地を選んだ理由は?
ほとんど説明なしで物語は進んでいく。
太陽の下。満喫するワカイオヤコ。
鑑賞中 自分もリゾート地でくつろいでいるような感覚になるこの渇いた演出がたまらない。
20年後の31歳になった娘ソフィの現代パートの描き方だけ『異様に雑』なのが残念。
あの頃の父と『同い年』になる日。
ソフィは何を思い 行動したのか・・・
そこを深く描けばもっといい作品になったのに・・・

初夏に見たくなる愛すべき 小品。



2023年 6月1日 11:20〜 ファーストデー
ヒューマントラストシネマ渋谷screen 1
💺200席
客入り 70〜80人? 🤔

TCGメンバーズカードをお持ちの方々へ。

毎月1日はファーストデーで 1.200円。
でもTCGメンバーズカードを持っていれば毎週火曜 木曜は 1.100円。
カード持ってるほうが安くない?
でもネットで購入しようとすると『TCG会員価格』の欄がない。
どゆこと?

安心してください。
何も言わなくても入場時にちゃんと 100円返金してくれました。😂😆
健一

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