精肉店を営む倦怠期夫婦が、殺人の証拠隠滅のために作ったヴィーガンの人肉ハムが思いがけずバカ売れし、ヴィーガン狩りに目覚めていくというフレンチブラック・コメディ。
行き過ぎたヴィーガン信仰にはカニバリズムで対抗だ!と言わんばかりの、皮肉の効いたコンセプトが面白い。人間が霜降り肉に見えてきて、街ゆく人々を品定めするシーンが可笑しい。
離婚待ったなしだった中年夫婦が、Badassなヴィーガン狩りギャングスタ夫婦として絆を深めていく。だんだんヴィーガン狩りが板についてきて、格好良く見えてくるから恐ろしい。欲望に支配された妻のワル〜い顔が癖になってくる。
監督兼主演は、コメディアン出身のファブリス・エブエ。
"神戸ヴィーガン"🥩はパワーワードすぎる。
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