【エヴァンゲリオン世代には正太郎くんの強さは分からない】
横山光輝原作で、かつて(昭和30年代後半)雑誌やテレビアニメとして大人気だったマンガの実写映画化。ただしロボットはCGが使われている。
期待して見たのだが、どうしようもない愚作であった。シナリオも悪いし、鉄人の迫力もないし、何より金田正太郎を変に心理主義的に扱っているのが致命的。
おそらく、富樫監督は「エヴァンゲリオン」での軟弱な少年像をそののまま『鉄人28号』にあてはめようとしたのだろうが、これは完全に筋違い
冨樫森監督は、「非・バランス」ではよかったけれど、これで完全にミソをつけましたね。
少年の物語は少女のそれより難しいんですよ、要注意!