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散歩時間~その日を待ちながら~のdarumaのレビュー・感想・評価

3.9
「市子」の戸田彬弘監督。って事は観終わってから(正確に言うと観始める時点で制作がチーズfilmだったので)気づきました。まだ市子は未見ですが、感想流れて来てるのは見ていて、本作なるほど…。

タイトルからもっとミニマムで緩やかな話かと思っていましたが(実際テンポは緩やかですが)、テーマがコロナです。つまり社会派系だったのね、と(そこが市子に繋がるような)。全く知らずに観たので、そういう事か…とは思った。ちょっと期待値から下がったというか。でも、終わってみれば、まあ悪くないんじゃないかな?

年齢層が10代から40代までバラバラの群像劇。
いちおう、(自分が)どこに居てもターゲットは合わせられるという感じ。

よかったのは、ロールケーキのエピソード。
ほっこりした!
そういう意味でも、私はここ世代(ではないんだけど、性別とかを踏まえて。ターゲット層的に)かな…?

「君たちはどう生きるか」の山時聡真くんが出てます!
(実物の出演です)

中島歩さんの関西弁は嘘くさいわ!
と思ったら、実際にエセだったっぽい(笑)

いつも二ノ宮監督とごちゃごちゃになるアベラヒデノブ監督。
またしてもエンドロールで確認してしまった。

高橋努さんは個人的に大好き。

プロデューサーが深澤知さんという方で、劇中に「深澤なんとか」みたいなのが出てくるシーンがあったので(何だったか忘れちゃいましたが何かにこの言葉が印刷されてたような?)、この方が肝なんだと思ってちょっと調べてみました。「由宇子の天秤」のラインプロデューサーをされてました…!(驚。でもラインプロデューサーがどういうお仕事なのかは知らない。。ちょっと調べたら、予算管理とかお金絡みがメインっぽいのでかなり重要だと思う)「市子」も同様です。

テーマがテーマなので、何十年経ったときに観ると、どう思うかな、というのはありますが(既にその感はある、と自分は思ってしまった。震災や原発ネタとかと同じ感じにならなくはない)、でも、記録、という意味ではいいのかな?という気もします。特に媒体が映画なので。

ちなみに戸田監督の作品は一つしか観ていなかったんですが、「名前」、結構よかったです。チーズfilmの代表で「猿楽町で会いましょう」の石川瑠華ちゃんが所属していた事務所の社長さんという認識です。

私、前原滉くん結構好きなんですよね。(だから観ようと思ったんですが)
彼の笑顔が堪能できる作品。
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