このレビューはネタバレを含みます
タイトルに「探偵」出演者に「伊藤沙莉」「北村有起哉」「竹野内豊」の名前が並んだキービジュアルを見たらもう期待せずにはいられない！…と思って見たのですが、残念ながら想像していた内容とはかなり違っていました。
宇宙人、FBI、忍者、ヤクザ、ホスト狂いキャバ嬢、殺し屋姉妹、加えてアダルト描写てんこ盛りの奇想天外映画。だからこそのオムニバス形式なのかもですが、それにしても…という印象です。
いちばん期待していた伊藤沙莉さんの探偵ぶりがほとんど見られず、そこがいちばんがっかりしました。FBIからも極秘で調査依頼がくるほどの有能ぶりが、まったく伝わってきません。
オムニバスとはいえ、1本の映画でSFファンタジーになったり任侠モノになったり、ホストに灯油かけてキャバ嬢が無理心中するわ子どもがDVの父親を昼間の往来で刺し殺すわで…どこに軸を置いて何をどう見ればいいのか、見ている間ずっと気持ちが定まらない感じでした。
そういった意味ではキャッチコピーの「予測不能な異色探偵エンタメ」というのは間違っていません…
