ポスターから、甘酸っぱい思春期のお話かと思ったんだけど、着地はかなり違った。
幽霊、血、死がずっと見え隠れしている。血が出るまで手を噛むとか、普通に考えたらちょっと不気味だ。
背伸びしたい16歳と、まだ上手く背伸び出来ない、でも彼女に気に入られたくてもどかしい14歳。
10代の頃の2歳差って、ものすごく遠い感じがするよね。
どこにも馴染めない、孤独が怖い。
これはクロエ特有ではなく、思春期に多くの人が体験する感覚だと思う。
大人になれば、ホントの孤独はそんな生易しいものではないと分かるんだけど。
…って、回収された伏線はそこじゃなかった!!!
「自分では選べない」終わってからあのシーンをまたリピートしました。
これは観た人とちょっと話したくなる作品でした。