Hara

ゴールデンカムイのHaraのレビュー・感想・評価

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)
4.2
原作は全くの未読でついていけれるかなぁと少し心配しながら鑑賞。
ところがところが。
なんとなぁ圧倒的なエンタメだこと。

冒頭の203高地での戦闘。
それに続く雄大な北海道の原風景。
まずそのスケール感にワクワク。

合わせてキャストもバッチリ。
山崎賢人。
『俺は不死身の杉元だ〜!』がなんとまぁ似合う事か。
深手を負ってもすぐ治ってしまうとかアンビリーバブーな事もその一言の力技でなんか納得させられてしまう。

山田杏奈、あまり期待してなかったがかなりグッド。
そのあどけなさが『子供』と表現されるアシリバにぴったり。
靴下が実は白石のだったと分かった時のウエ〜と言う表情は笑った。
これは子役だが白い狼との別れの場面はちょっとジーンと来た。

玉木宏の変な液ダラダラの怪演、舘ひろしの迫力、矢本悠馬のヌルヌルおちゃらけ感、それぞれさすがです。

眞栄田郷敦や工藤阿須加、大谷亮平に高畑充希など贅沢な使い方。
井浦新に至っては存在すら確認出来ず笑
まぁ2作目以降にも絡んでくるのかもしれないが。

荒唐無稽、突っ込みどころ満載だがそんな事はどうでも良くなるスピード感あるストーリー展開。
いきなり小樽に着いちゃうとこなどは『翔んで埼玉』であっと言う間に滋賀に着いちゃうのを彷彿とさせたが笑

これはもう夏の『キングダム』冬の『ゴールデンカムイ』隅田川花火大会や紅白歌合戦を超える季節の風物詩になって欲しい。
山崎賢人はこの2作の撮影だけに1年を費やす。
北海道と中国で。
吉沢亮と大沢たかおの乱入も歓迎。
相応しい役があるかどうかは知らないが。

連作ものにありがちなラストのモヤモヤ感もなく爽快感ある終わり方。
エンドロールの前後に色々あって「まだあるの?」的なラストだったがそれもサービス精神って事で笑
^_^
Hara

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