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クライムズ・オブ・ザ・フューチャーのShokoのレビュー・感想・評価

3.4
〖クライムズ・オブ・ザ・フューチャー〗(映画/カナダ・ギリシャ/2022)



『そう遠くない未来。人工的な環境に適応するため進化し続けた人類は、その結果として生物学的構造が変容し、痛みの感覚が消え去った。体内で新たな臓器が生み出される加速進化症候群という病気を抱えたアーティストのソールは、パートナーのカプリースとともに、臓器にタトゥーを施して摘出するというショーを披露し、大きな注目と人気を集めていた。しかし、人類の誤った進化と暴走を監視する政府は、臓器登録所を設立し、ソールは政府から強い関心を持たれる存在となっていた。そんな彼のもとに、生前プラスチックを食べていたという遺体が持ち込まれる』

わけわからんって言いたいな!と思って観に行った。クローネンバーグの映画、わかった試しなし。わかるとかわからんとかじゃないのかも。ビデオドロームとイグジステンスぐらいしか観てないけど、なんか人体が変なふうになるのが好きそうだよねこの人。特殊性癖すぎ。

で、観終わったんだけど、思ったよりわかったけど、ラストどっち?!っていうのでわからん映画ってなりそう。え、死んだの?死んだっぽい感じあるよね?
登録する臓器にタトゥー入れるなんて傍若無人っていう発想についていけないと冒頭で置いていかれる。私は置いていかれた。なんか頭の中でうまく置き換えて観たらもうちょっとわかりそう、いやわからんか。
ヴィゴが喉の具合が悪い人の演技がすごい。
おじいちゃん赤ちゃんって感じだった。
レアセドゥ、まーたすっぽんぽんになってたよ。やたらと脱がない?
内臓しっかり見えるんだけど痛みがないっていう世界線なのでなんとなくこっちもイテーってなりにくいかも。内臓にタトゥー入ってるし…
説明がちょい少ない。あらすじを10回音読してからいけばよかった。
冒頭でスターウォーズぐらいあらすじ流してほしい。
内臓が増えるのはソールだけ?で、痛みを感じないのは全人類みんな?でも頭にドリルで穴開けたら人は死ぬっぽい。あの人たちはなんで殺して回ってたの?
あとあのごはん食べる時の椅子はなに?食べにくくないの?
共感しようがないし本当になにを思って観たらいいのかわかんなくて途中でちょっとだけ早く終わんないかなーって思った。
設定とかビジュアルはクローネンバーグ節全開って感じ。かなりしっかりくっきり内臓見えるので内臓NGの人はやめといた方が良さそう。
内臓出るのはいいけどやっぱり痛いのを見るのが好きなのかも…痛そうじゃないからフーンって思って終わった。
なんかもうちょいでわかりそうな気もする、気がするだけ。
でももう一回観るかと聞かれたらまあ別に…いいかな…
クローネンバーグとわかり合うの、今世では無理そう。

(127/劇場鑑賞65)
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