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リバー、流れないでよのShokoのレビュー・感想・評価

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)
3.9
〖リバー、流れないでよ〗(映画/日本/2023)



『京都・貴船の老舗料理旅館「ふじや」で仲居として働くミコトは、別館裏の貴船川のほとりにたたずんでいたところを女将に呼ばれ、仕事へと戻る。だが2分後、なぜか先ほどと同じ場所に立っていた。そしてミコトだけでなく、番頭や仲居、料理人、宿泊客たちもみな、同じ時間がループしていることに気づく。2分経つと時間が巻き戻り、全員元にいた場所に戻ってしまうが、それぞれの記憶は引き継がれるのだ。人々は力をあわせてタイムループの原因究明に乗り出すが、ミコトはひとり複雑な思いを抱えていた』

フィルマとかでレビューちら見したらみんなが面白いって言ってた。タイムリープもの。
鳥越裕貴さん出てるなと思いながら、ヨーロッパ企画とあんまり相性が良くないので果たして…と思いながら観に行った。
結果としてはめちゃくちゃ面白かったんだけど、事前に『面白い』という情報を仕入れずに観たかった。『面白い』って知らなかったらスルーしてたと思うけど…
何にも知らずに観て「なにこれめっっっっちゃおもしろ!」って面白さに打ち震えてみんなにおすすめしたかった。なので面白いってことも言いたくないんだけど便宜上言いました。面白いです。




・いろいろ全部しゃべる




あらすじにも書いてあるけど、主人公以外もみんなループしてることに早めに気付き、説明したら大体理解してくれるので話が早い。
しかも時間は戻るけど記憶は継続してるので「今回のターンで説明できなかったからまた集合して!」とか「次のターンでこれやって!」とかできる。
あと理系の板前がいたおかげでかなり助かるシーンも多々あり。
結局タイムループの原因はなんだったかっていうと、最初はミコトが好きな男がフランス行っちゃいそうだから時間止まらないかなーって思ったことが原因かと思われ、水神さますごいねーって言ってたんだけどそんなファンタジーではなく、タイムパトロールにきた未来人のタイムマシンが壊れ、タイムパトロールの人が長く同じ時代に止まると歴史改変的なことが起こるといけないから強制的に時間が2分戻ることになってるっていう仕様に巻き込まれてただけで、最後は理系パワーでダイムマシン直して解決した。
タイムパトロールの人、最初に「車のエンジンが…」って言いにきた時に素っ頓狂なブーツ履いてるがまさか…と思ったら案の定未来人。
私がヨーロッパ企画無理になったのはカミシモ(ドラマ)でいきなり天野くんが未来人だったって展開になったからなんだけど、あのときの「ハ?」って気持ちを思い出して嫌な顔になってしまった。
あと恋愛要素も若干「エ?」って思ったけどまあまあそこはいいです。
鳥越裕貴さんの恋愛要素見れるとかなかななかなさそうだし。
わかんなかったのはループで戻ると季節とか違ったりすることがあるんだけどそれはなんで?って思ったらさっきフィルマのフォロワさんが違う時間軸っていう設定って言ってたからそうなんだーと思ったけど、そうなんだ。
タイムループものではあるけど、記憶継続してるっていう新しいパターンなのとかおもしろかったです。
2分ってなんもできなさそうだけど結構できる。デートもできるし、逃避行もできるし。

(108/劇場鑑賞58)
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