佳子

かがみの孤城の佳子のレビュー・感想・評価

かがみの孤城(2022年製作の映画)
3.8
原作既読。
近年の辻村深月作品の中では、珠玉の一冊だと思っている。
が、当時姪っ子が不登校で、同じくこの本を読んで感動した兄が救われてほしいという思いで家に送ったが、
「不登校の話やんけ❗️」と姪っ子が逆にキレたという。
…良かれと思った事が全然そうでもないってこともあるよね。

久しぶりの金曜ロードショー。
アニメだからこそ、違和感なく原作の世界が表現されていた気がする。
不登校の理由は人それぞれ。
同じ歳の子供が何十人も集められた学校という場所。何十年前からさほど変わらない一斉教育。これだけ、多様性が謳われ個に応じた指導をと叫ばれる世の中で歪みが生まれるのは当然だ。

ただ、やはり学校に来ることでしか学べないことは沢山あると思うし、不登校を選ぶとしても色んな道はあるのだから家でずっとオンライン漬けになって欲しくないなと思う。
家族以外の生の人と繋がれる場所は絶対に必要で、それがこんな🏰だったらいいですね。
2024-20
佳子

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