高いテーマ性を美しい映像で暗喩を織り交ぜて描いても、人間が描けて無ければ意味が無い。
2014年のドンバス親露派支配地域を舞台に、マレーシア航空機撃墜事件に遭遇した家族を描くのだが・・・。
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原題:クロンダイク(トランプのソリティアの1つ) を、「世界が引き裂かれる時」と邦訳しているので、誰かに反戦の意図を込められていると認識して見るべき。
この映画を見ている途中で、映画館に砲撃があっ…
2014年のドンバスを舞台にした映画だが、観客は当然2022年にここで何が起こるかはわかってる。
ラストで提示される新たな命は希望でもなんでもない。暴力的にフレームインする男たちが象徴するように、こ…
2014年の《マレーシア航空17便墜落事件》を背景に、唐突に日常を破壊された民間人の夫婦を描く。長回しやロングショットを多用したカメラワークは「人」ではなく背景にある雄大な「自然」を捉え、その場で起…
>>続きを読む2014年のウクライナ、ドネツク州の村に暮す臨月に近い妻と夫、キーウから戻ってきた妻の弟の物語。親ロシア派とかのウクライナ情勢について詳しい訳でなく、背景の説明も映画ではほぼなされないので、物語後半…
>>続きを読むこの映画を見るにあたって事前に周辺の事情等を学んだ。何も知らない人から見ると何が何だか分からないように思った。セリフの少なさもその要因の一つだと思う。
タイトルの世界とはこれから世界に広がっていくの…
親ロシア派武装勢力の迫撃砲によって破壊された壁の穴から見える世界は、男たちの争いごとであり、破壊しかない、何も生み出さない世界です。
その時、イルカはひとりで苦しみながら新しい命を生み出します。
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世界各国の映画祭で多数受賞している、2014年ウクライナ、ドンバス地方の分離独立紛争、マレーシア航空機撃墜事件を背景とした映画。
親ロ派によるこの独立運動をプーチンが利用、支援し今のウクライナ侵攻に…
このレビューはネタバレを含みます
昼に映画館で観ました。
本作は2014年7月にウクライナ東部ドネツク州で起きたマレーシア航空17便撃墜事故を背景にした実話ベースにした戦争ドラマ映画です。
実際に起きた親ロシア派と反ロシア派との…