このレビューはネタバレを含みます
色彩、空間、会話、音楽……すべてが抑えられつつも絵画のように美しく、感情の機微が伝わってくるところがとても好き。そして様々な解釈ができそうなラスト…!主人公の行動にグッときた。あの暗闇を灯すライター…
>>続きを読む真っ暗な懲罰房、わずかな灯り。閉塞感で息苦しくなる。自由とは、愛とは何かを問いかけられているようだった。
物語の中で四半世紀ほどの時間が流れるが、ハンスとヴィクトールが本当に年齢を重ねているように見…
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まず最初思ったこと、ドイツの刑務所の制服が洒落てる。
デニムやネイビーのシャツに、同系色のパンツ、
夏はヘンリーネックのシャツ、
冬は薄いブルーのウールであろうタートルネックのニット。
ハンス…
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主人公の俳優さん、予告を見たときから魅力のある顔の人だなって思っていたけれど、映画館で観たら圧倒されてしまった。主人公ハンス、最初はとても強くて意志の強い人なんだろうなと思っていたけれど、真っ暗な牢…
>>続きを読む苦しかった…。けれども、見なければいけないと思ったし、見てよかった。『トム・オブ・フィンランド』を見た時も同じ感情にはなったことを思い出したし、こういったことが同じ時代に違う土地で行われていたと思う…
>>続きを読む大いなる自由、という邦題を噛みしめる。
ひとりの人と一生通じ合うなんてない気がする。それでも、ハンスとヴィクトールのような一瞬があって、それは自分の人生をずっと小さく照らしてくれる。マッチの火のよ…
カンヌ国際映画祭で高評価を受けたのが充~分に解る出来栄えに感心しました。ドイツの「刑法175条」は、1871年から123年間にも渡り施行された、男性同性愛を禁ずる法律だそうです。ハンスはその禁じられ…
>>続きを読むあの最後!!!!!!!!!!たまらない!
男性同士って互いをケアしあうのが難しいよね、こんな塀の中だとなおさら…と思いながら見ていた、どんな罪を犯しても年をとっても寂しいんだよな…(いや同性愛を犯…
投獄され続けても同性愛を貫くというところよりも、同室になった嫌悪対象の痛みを想像する、触れてみるというところが身近でとても重要だと思った。彫られた番号の上から絵を彫って触れるシーン、二人とも素直な会…
>>続きを読むオーラス前までは「いいドラマだけど、今さらこのテーマ?」という感想でしかなかった。しかし、最後の最後にぜんぶひっくり返された。それまでの物語はぜんぶ前振りにすぎず、そういう「プレイ」を楽しんでいただ…
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