トラジャさんの映画レビュー・感想・評価

トラジャ

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テルマ&ルイーズ 4K(1991年製作の映画)

4.1

テルマとルイーズ、2人とも最高だよ!

自分の感情が不安定だったかもしれないけど、もう最後で、2人が選ぶ道が想像出来たとこから号泣に近いくらい泣いた、、

テルマはアメリカと言わず全世界で昔から男たち
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

3.4

こんなに悲しいストーリーだったっけ、、

公開当時は、映像や校正、登場人物の描き方のの斬新さの印象が強すぎたのか、ちょいお洒落な映画だったかな、という記憶だけ残ってた。

でも今回改めて見たら、こころ
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真夜中の虹(1988年製作の映画)

3.1

子供が出てくるのは珍しく、少年がとてもいい味を添えている。

大人達のやる突拍子のない事にいちいち驚くことなく、淡々と見守りついてゆく。

アキカウリスマキの中では、珍しく?ななめからじゃないラブスト
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カラマリ・ユニオン(1985年製作の映画)

2.9

冴えない街の、冴えない男達の変なロードムービー?!

はじめ、メトロを乗っ取って、ブルースが流れて、ワクワク感があったが、、そういうのではなかった。

みんな同じ名前で似たサングラスかけてる集団。
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罪と罰(1983年製作の映画)

3.5

アキカウリスマキって言われなければわからなかったかも?!
マッチ工場の少女以降は
アキカウリスマキも世界が出来上がって、すぐわかるから。

アキカウリスマキってこんな深い構成の作品を作るんだ?!
とい
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.5

アキカウリスマキの世界ってどうしてこんなに、いいんだろう。
ちょっとだけニヤッととして、ちょっとだけ幸せになって、ちょっとドキッとする。



それにしても、あの色彩のセンスは、デザイン王国のフィンラ
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エル・スール(1982年製作の映画)

3.2

父と娘だからこその精神的なつながり。
妻とも違う、息子とも違う。

当時観たはずだが、全く覚えていなかった、、
ストーリーは単純で、
女優と昔恋人で、それが忘れられず、、という若干メロドラマ的な要素も
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ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

3.1

公開当時に見てパンフレットを買った記憶があったが、見つからず、、昔のパンフレットの方が情報がつまってたので残念。。

アナトレントの眼差し、視線がとにかく頭に残る。

この辺りで今まで知らなかったスト
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気狂いピエロ 2Kレストア版(1965年製作の映画)

4.6

昔観た。感覚を揺さぶられたとても大切な映画。

随分昔、色んなところでそのタイトルを聞いてい、憧れのように思っていたのを最初に観た時
視覚的にかっこよすぎて、目が離せなかった。
映像のスタイリッシュさ
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.7

ビクトル・エリセ監督の作品はは過去のうろ覚えだが、あいまいなニュアンスで魅せるイメージだった。
でもこれは違う。
はっきりと目的がありストーリーが流れる。

すごいな〜
題材としては決して入り組んだも
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恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

3.0

映像がスタイリッシュ!

ちょっとした瞬間がエモーショナルでかっこいい。


その当時は本気でかっこいい映像だったのが、今見るとスタイリッシュとレトロ感が合わさってよりこなれたかっこよさ。

音楽もや
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ベルリン・アレクサンダー広場(1980年製作の映画)

4.2

過去観たものの振り返り。全話観たと思う。
まずドイツの映画ってなんでこんなに惹かれるのか?!
チラシの写真と題名で、ずっと観たくて覚えてたものがどこかで特集でやってくれた。

なんか好きだった。感覚に
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天井桟敷の人々(1945年製作の映画)

4.6

ずっと自分の中でNo.1にしてた。
あのジャンルイバローの優しく寂しげな眼差し、アルレッティの神々しくも潔いかっこよさ、人物の描き方がすごく好き。

動くな、死ね、甦れ!(1989年製作の映画)

4.5

昔観たもので衝撃的で心に残るすごい映画だった。
ただ文章にするような細かい部分は文章にするほど覚えていなくて、、
この題名付けたのすごい、センスの塊!

ケス(1969年製作の映画)

4.5

昔見て衝撃と感動を受けた。
内容は文章にするような細部は覚えていないが、とにかくよかった。
どこかでケンローチ監督特集やったら観に行きたい。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

2.9

なんとも豪華な、、
石川さゆりがスナックのママで、歌ってくれるなんてさ!そこにたまたまアコースティックギタリストがいるし。

あんな暮らしはいいなと思う。
質素な暮らしだけど、充実してる。
時間内には
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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

3.0

「アレックス」であの激しい暴力描写を生々しく撮っていたギャスパーノエが、老夫婦の老いを撮る。

トーンを抑えて抑えて、
こういう認知症や家族のストーリーは、ドラマティックに悲壮的になりがちだが、
淡々
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ひかりの歌(2017年製作の映画)

3.2

この杉田監督の作品は初めて観た。

独特な空気感。
普通の日常をそのまま切り取ったみたい。
登場人物がほとんど全て、ゆっくりとかめしめるように言葉を使い、深くはしゃべらない。普段の簡単n受け答え.うん
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ママと娼婦(1973年製作の映画)

3.9

しみじみ良かったな。
以前初めて観たときは、寝てしまったせいもあり、ほぼ覚えていなくて、「ただ男女がずっと暗いベッドルームでポソポソ喋ってる、じめっとした映画」というイメージだった。

でも今回はしっ
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ミニー&モスコウィッツ(1971年製作の映画)

2.5

カサヴェテスの映画好きなんだけど、を何本か続けてみると、殴ったり怒鳴ったりが多くて、なんで?って思う。

これもそう。
もっと深く感情を読み取ればいいのかもしれないが、なんでこんなに怒鳴り散らされて、
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家にはいたけれど(2019年製作の映画)

-

自分でなんて表現しようか?と思い、皆さんも投稿を見て、なるほど〜

確かにアケルマンを感じたし、ドイツ映画特有の雰囲気がある。

始めの動物とか、光のさす小屋とか、美しくて洒落てて、切り取って飾りたい
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フリーク・オルランド(1981年製作の映画)

-

寝不足で見たら、割と序盤にうとうとしてしまい、、
結局ついていけず、印象なし。

アル中女の肖像(1979年製作の映画)

3.6

独特の空気感が好き。
静かなのに騒々しく
悪趣味がアートで美しい。
デカダンだけど悲壮感がなく、
オンナを主張してるけど、セクシーと違う。
疾走感、停滞感。

70年代後半のドイツのファッションがカッ
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ヘカテ デジタルリマスター版(1982年製作の映画)

3.4

うろ覚えだけど、記録として、、

この監督の美的感覚はすごく好き。
あのチラシのかっこよさ!
ものすごく期待した!!

でもどなたかが言ってたのと似た感想かも。
チラシが良すぎて、映画自体がそれ以上に
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バグダッド・カフェ(1987年製作の映画)

4.2

あの音楽が流れると、フワーっと不思議な気持ちになる。

見るたびに好きになる、大切な映画。

一見気難し屋っぽいドイツ人女性が、砂漠の真ん中で旦那とケンカし、一人で大荷物持って、一番近くの宿泊出来るカ
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ディーバ(1981年製作の映画)

4.6

震えるほど好き

昔見た時はカッコいいインテリアとか、女の子のファッションが新鮮で印象に残ってた。

改めて見ると、そっちじゃないジュールの人間性が深く描かれていた!
複雑な畳み掛けるようなストーリー
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ソウルに帰る(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

フレディがメグミに見えて、、、
顔もメイクも、太々しい態度も。

親に養子に出されたって言う事が、こんなに人を追い詰めるんだろうか。
養子先では愛情深く、教育もキチンと受けて育てられたようだけど、それ
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マリとユリ(1977年製作の映画)

2.8

大人って、嘘つきでバカで情緒不安定、、とユリの娘目線だったのか?

一見愛し合ってる、良識ある2人は、実は仮面夫婦、もう一組は欲望のままやりたい放題。


聖人のように優しく寛容に見える、美しいマリは
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ナイン・マンス(1976年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

なんか70年代の日本のメロドラマ見てる気分になった、、

地方都市の保守的な環境、不甲斐ない昔気質のおとこ、向上心のある強い女、、、不倫、
それにピタッとはまるかなしげなメロディ。

なぜユリはこんな
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ドント・クライ プリティ・ガールズ!(1970年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

あ、、またこの設定か、、、

60年代の映画にありがちな、若者、ロックの野外ライブ、工場勤務の若者グループ、時間とエネルギーを持て余した男女、、、

世の中や、身近な暮らしを題材にするとこういう設定に
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ふたりの女、ひとつの宿命(1980年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

見終わった後、結構ダメージ強かった。

メーサロシュ・マールタ監督は、今までなぜ日本でほとんど紹介されてこなかったんだろう??

時代も国も暮らしも全く違うのに、この2人のおんなの感情が痛いほど分かっ
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アダプション/ある母と娘の記録(1975年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

メーサロシュ・マールタ監督は今回初めて知った。

アヌエスヴェルダにしてもこの監督にしても、人の繊細な感情を言葉で伝えるにではなくちょっとした目の動きとかで伝えるのがすごい、

少ない会話、抑揚のない
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マディソン郡の橋(1995年製作の映画)

3.0

クリント・イーストウッドは、見たい求めてるものを満たして、ちょっとだけ多くくれる。

革新的なものではなく、心に響くもの。

こういうのは、監督が違うと、ありきたりのものになりがちだが、クリント・イー
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クライム・オブ・ザ・フューチャー/未来犯罪の確立(1970年製作の映画)

1.0

ステレオと併映。

全然面白くなかった。
この2本立てはキツい、、!

どっちも、ずーっと抑揚ないナレーションで経過や心情を説明してる。

クローネンバーグは合わないのかも。


罰ゲームのよう。

ステレオ/均衡の遺失(1969年製作の映画)

1.0

ステレオとクライム・オブ・ザ・フューチャーとの併映。

まー長かった、、
どっちも似たような作りで、ずーっとナレーション。

こんな退屈なの久しぶりに見た。

つまらない映画でも、映像がカッコよかった
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