殿、利息でござる!
ぐらいいい意味でタイトルに裏切られた。
文字通り泳げない、大学で心理学を教える教育者にまつわるお話し。
その昔、免許がない!っていう、大物のクセに免許を持っていないアクション俳優をモチーフにしたコメディがあって、そんなものを想像していたのだけれど大違い。
泳げなくなったトラウマ、泳げないことで新たに生まれたトラウマ。
そして前に進むためにトラウマを克服しようとする姿と家族からのイニシエーション。
園子温作品でファンになった長谷川博己さんは今作でもとっても表現力豊かで水中のシーンには涙してしまった。
そしてそんな長谷川博己さんを取り囲む麻生久美子さんと綾瀬はるかさんもしっかり人物像が描かれていて、テアトルらしいというか、地味だけど人間味あふれる素敵な映画だった。。
好意的に文句を言えば綾瀬はるかさんの水着姿が物語への集中力を低下させた 笑
お○ぱいバレーのラストの仲村トオルさんのセリフを思い出した。。