2001年9.11米同時多発テロのひと月後、ドイツのブレーメンに暮らすトルコ移民一家の長男ムラートが、旅先のパキスタンで“タリバン“の嫌疑をかけられ、米軍グアンタナモ収容所に収監されてしまう。
さあ、母ラビエは息子を救う為どうする？
グアンタナモの酷い実情は、今まで観た映画から知っていたので、どんなシリアスな映画かと思ったら、収容所の描写は無く、母ラビエを演じたコメディアンのメルテム・カプタンさんのおおらかで包容力ある肝っ玉母ちゃんっぷりに、ドタバタほっこり。
人権派弁護士ベルンハルトとのバディぶりもなかなか良かった。
いやいや、ほっこりしていてはいけない！
イスラム教信者というだけで、5年もの間グアンタナモに収監され、酷い拷問を受け続けたというムラート本人の著作の映画化なのだから‥。
エンドロールでお母さんと弁護士さんの本人の画像が流れたが、お2人ともそっくりでびっくり。
