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ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュのseapointのレビュー・感想・評価

2.4
ママの奮闘記。子どもが心配だが期間中彼女もまた人生においてなかなか出くわさない機会にあった。ダーツの矢ごとく弁護士を選んで、彼もまたお人好しというか、何から何まで付き合って面倒をみてしまうのである。それも彼女のおおらかで肝っ玉母さんゆえか。
彼女は移民として故郷を離れる以外、家事と子育てが中心であっただろう。それが息子の事件より演説やら世界的舞台に立ってしまうとは。世の中予想外事項も結構あるもんだな。DCまで赴き、ただ息子の安否を気にする母の想い、それだけ。そりゃ、それなりに騎乗やアメリカ道中は楽しい思いもしたようで、それくらい良いよね。
しかし肝心の息子、反社会的というか、ドイツでも在留届更新していないとか?あちらの国事情は不明だが、そしてここでの話でも息子の事実はよくわからず。あぁ。長い歳月が彼の髭に表れる。(髭ってあんなに伸びるもんなんですねぇ)
彼女の頑張りもそうだが、家族の弟たちもまたしっかりしている。だから彼女もあそこまでの行動ができたのだろう。父親より母親の方が世間的には注目されるかな、やっぱり。

脚本上彼女が陽気で大阪のおばちゃんぽいからシリアスなことでも何となくプラス志向で見ることができる。結果が解決になっているからね。これが日本、北朝鮮拉致被害で見立てたなら、まったくの暗く、そして未だに解決とされないのだから、ミセス・クルナスのような人が先立って活躍してくれたなら、今は事情が異なるのだろうか。
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