ケイコの日常からはみ出た台詞や出来事は全くなく、お涙頂戴の演出も1つもない。淡々とケイコの静かな強さ、そして弱さを描いていた。
16mmで映された川辺は溜息が出るほど美しく、インサートも人間ドラマ…
うーん良かった
でも周りが優しすぎて親切すぎて、健常者(という言葉が適切ではないと思うけど)でもこんなに人に恵まれることめったにないが?と、映画だな、と、やや冷める気持ちもあった
音が聞こえないこと…
最初のミット打ちのシーンで「俺たち本気で映画を作ってますから」と宣戦布告を受けた感じ。すご。
ケイコの声がない分、観てる側が「今どんな気持ちなんだろう」と常に探りながら観るので没入感がとてもあった…
ケイコのまわりで静かに経過する日々と、日常音と、ささやかなコミュニケーション。耳と目を澄ましてケイコの日常を淡々と見る、そんな映画。
ケイコと会長の鏡越しのシャドウボクシング、さみしくて温かくてじ…
テアトル新宿。セリフなし、ボクシング&手話ありの難役をきっちりこなす岸井ゆきのの至芸を堪能。一度きりの「はい」とその後の吹っ切れた表情の破壊力たるや▼意図的に入れた環境ノイズ、過剰な低音は感音性難聴…
>>続きを読む©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS