ナカムラ

TAR/ターのナカムラのネタバレレビュー・内容・結末

TAR/ター(2022年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

ん~
作中でターが発言した通り、「指揮者が先導する楽曲の思想と思考の解釈が大事」と言ってた通り、この映画もター自身引いては、この監督の意図の解釈が大事なのかなと思った。
所謂、この映画自体がオーケストラ。具現化したオーケストラなのかなと実直に思った。
そう考えると、ターの細かな心情などを含めず、"映画の構成の中での自分が感じる感情"、喜び(??)・恐怖・悲しさ・哀愁はオーケストラの曲を聴くに当たっての抱く印象とマッチするように、描いているのではないのかなと思った。
そういう意味では、オーケストラという音楽のカテゴリーとこの映画の構成として筋は通っている。

ただオチが東南アジアで日本のゲームの音楽、モンスターハンターの音楽をするというターの失墜する前の指揮者としての価値観、"楽器隊を自分のエゴで操る(=客など関係なく、自分が全てを操る)"、傲慢さから、モンスターハンターの衣装を着た"客本意に合わせる"まで落ちぶれたと考えたがモンスターハンターを通っておらず、意味は分からなかった。
分からない所も多い!最後はオーケストラじゃなく謎のテクノ!
そこがう~んとなりました。
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