ナカムラ

終わらない週末のナカムラのネタバレレビュー・内容・結末

終わらない週末(2023年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

ただ素晴らしい。
構成が天才的に良い。
不安を掻き立てる音楽も素晴らしい
各章にのめり込める部分が分散されてる。
全てが伏線ではないが、例え話や友人の話という小話、平静からの衝動の緩急がとてつもなく良い。
それを通して見手側もより"結末"を求めて憶測するし、部分的で閉塞的なキャラクターと同じ環境に立って見れるから全てがフラットで見れる。
ほぼ登場人物が6人しか出てきてないのに、その立ち上げられる憶測など、現代人がどれだけインターネットに依存しているかという側面も持ちつつ、結局はどれだけ環境が変わっても人間であり、知性を持ってしまったが故に、どの環境下でも良い意味でも悪い意味でも変わらないのかなと思った。
誰が、どの組織がって不透明な所も良い。奪われる日常じゃなくて、巻き込まれる日常なのかな。
ほんとにラストのシーンは良かった。
めちゃくちゃ好み。
決して、娘は結末を悟ったでもなく、フレンズ>両親でもなく、祈り続ける虚無性を
感じただけで、付加価値でフレンズなのかなと思った。
ナカムラ

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