小皿

夏へのトンネル、さよならの出口の小皿のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

休みの日、早く目が覚めて何気に観始めてしまいました。
さてさて、この物語の重要な仕掛けにウラシマトンネルと呼ばれるものがあるのだけれど、この仕掛け故に生まれる年の差の恋愛をいろいろと考えさせられてしまいました。前日に観たのが『水は海に向かって流れる』というこれまた年の差のあるカップルの恋愛について、自分の恋愛と重ねて考えていたものだから、観るべきタイミングで観れた作品なのかなぁって思えました。
ヒロインの花城あんずが最初から結構ヘビーな設定だったから、もっとぶっ飛んだものを抱えているのかと思いながら観ていたけれど、その屈折はこの頃にありがちなものであったし、むしろ主人公の塔野カオルの方がよほど屈折していて、級友たちとも自然に話ができている分、闇が深いと思えました。
もちろんその屈折は頷けるもので、あの経験を経て、かつあの毒親ならば致し方ないといったところでしょうか。
案外非情にこのウラシマトンネルの仕掛けを物語の中で活かしていたのが面白いなぁと感じました😊
この作品の主題歌、何処かで聞き覚えがあると思っていたら、去年頃によく車でAmazonMusicを聞いているときに流れていたeillの『フィナーレ。』でした。
この曲の歌詞も、その歌声も、メロディーも好きだなぁと思っていたので、この作品の主題歌と知って、好きが倍増しました🥰
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