人はすごく愚かで、
自分の存在が社会にとって無意味に思えて
何者でもないんじゃないか。
そんないまの世の中の空気やからこそ、
絶対に見た方がいい映画。
自分が何者かと言うのは
周りの大切な人たちが作り上げたり
その人たちを大切にすることで
作られていくんじゃないかな、
とか考えながら鑑賞してました。
もちろんのこと、テンポ・音楽・美術・映像・アクションも完璧で、
1本の映画にこれだけ詰め込まれると圧巻。
どんだけ感情動かされんねん。
特にラスト付近のエヴリンの顔だけの
ショットの羅列、最初は綺麗やけども
だんだん不気味に見えてくるのとか
時間の使い方、天才的やなと。
ただのマルチバースSFアクションじゃなく
哲学的に捉えると
すごく多面的な面白さがあって
色んな意味を持った映画で
感動したので久しぶりに投稿。
しかし、ルッソ兄弟は最高やな…