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Scalpel/False Face(原題)
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『Scalpel/False Face(原題)』に投稿された感想・評価

「孫のヘザーに全財産を」と遺言書を残した爺に不満を募らせた娘婿のフィリップはヘザーが行方不明になっている中、顔面がひどく損傷した状態で発見されたダンサーをヘザーそっくりに整形し、偽物のヘザ一と一緒に財産を騙し取る計画を企てるという、アメリカ発🇺🇸のサイコスリラー。

"遺産相続に関する法律は
しっかり勉強しておきたい"

本作品を観賞した後は二転三転するストーリー展開で話題を集めたサスペンス映画「ワイルドシングス2」と亡き妻の代役を創造しようとする形成外科医の狂気を描いたスリラー映画「私が、生きる肌」の両方が融合した、新感覚のサイコサスペンス映画という風に感じました💰

さらに登場してくるキャラクター3名(フィリップ、ヘザー、偽物ヘザー)が信じられなくなるほど、誰が本性を隠しているのか見分けがつかなくなるという、藪の中状態ともいえる人間たちの騙し合いや奥深い心理描写を丁寧に描いた、スリリングな傑作ドラマでもありました🤑

ちなみにFilmarksではジャンルがホラーと記載されていますが、ホラー映画としてのゾクゾクするような怖さや吐き気を催すようなゴア描写は1つもありません。ジャンルはスリラーかサスペンスに近いと思います。ですので、ホラー映画が苦手な方でも肩に力を入れずにリラックスしながら見れることは保証できます😆

また、ホラー映画にありがちな低予算っぽい感じやB級感は意外と控えめで、全体的にシリアス路線で物語が淡々と進む感じの内容になっていて、地味な印象を受ける作品でした🤔

本作品は映画としての出来は良いですが、好き嫌いが分かれる作品であることは間違いないです。今回の作品は個人的にはたまたま好きではなかったので、このスコアになっています。それでも結末は意外性があってそこは秀逸でした。サスペンス映画が好きな方は、見ておいて損はない作品だと思います👨‍⚕️

💰👱‍♀️👨‍⚕️👱‍♀️💰

※最後はある人の策略によって…🏥
horahuki

horahukiの感想・評価

3.9
本物 vs 偽物!

「全財産は孫娘ヘザーに!」との遺言を残して亡くなった爺。娘婿の主人公は生前から嫌われていて取り分ゼロ。しかも肝心のヘザーは行方不明…😱主人公は整形外科医の技術を駆使して、顔面崩壊状態で発見された女性をヘザーそっくりに整形!主人公&偽ヘザーの遺産総取り作戦は成功するのか?

景気良いスプラッター『Blood Rage』のジョングリスマー監督デビュー作。本作はスプラッター描写はないながらも、純粋に先が気になるスリリングかつコミカルな展開が楽しい!たった2作しか監督しなかったのがほんと勿体無い…😭

爺の娘(主人公の妻)は既に亡くなっていて、ヘザーは主人公と亡き妻の間の娘。実は妻を殺したのは主人公で、ヘザーの失踪の原因(ヘザーの彼氏を殺害…)を作ったのも主人公。完全にただのカス親父!!😂奥様を殺した時なんて、溺れてる奥様を横目にルンルン気分でアヒルボート漕いでたし😱

そんで大金で釣って協力させた偽ヘザーに親族情報を全部記憶させ親族お披露目会へ。でもコピーできなかったのはヘザーの達人クラスのピアノの腕前…。それがハラハラなサスペンスを生み出し、更にはこのタイミングで本物ヘザーが帰ってくる!主人公、ヘザー、偽ヘザーの三者が互いに思惑を隠した状態で上辺だけの会話をするヒリヒリした共同生活が堪らない!

『Blood Rage』は双子の兄弟、本作では整形により同じ顔になった2人の女性。ドッペルゲンガー的存在による場所の奪い合いを反復しているところを見ると好きな題材なんでしょうね。しかも両作とも作中における「本物」は同種の場所に閉じ込められており、「偽物」が好き放題暴れ回っている。本作は客観的に見るとペルソナ的意味合いはなさそうに見えるのだけど、主人公の主観のフィルターを通して見れば、欲望の擬似対象として実体化させた別人格と見ることもできる。

そしてその主観の混濁を決定づけるようなクライマックスの虚と実を細かくカットで切り替えていく演出がサイコーに良かった!ほんと2作しか撮ってないの勿体ない…😓
『blood rage』より10年前の作品だがB的な勢いはなく、かなり綺麗に纏まっている印象。天才整形外科が、顔面をめちゃくちゃにされ行き倒れたストリッパーを拾い、家出した自分の娘と同じ顔にする。『blood rage』同様、同じ顔の人間が2人出てくる。

2人の同じ顔の女は基本は切り返しで同じ画面に2つ顔が出てくることは無いが、大きな鏡越しに2人の顔が同時に映るショットがあり、その鏡の中で片方がまた手鏡を覗き込み、その顔も映るという凝った演出をかましている。

画面は黄ばんだ色に統一されており、撮影監督は『キャロル』『エデンより〜』のエドワード・ラックマン。
あまりこういった色彩統一は好きではないが、窓から外に映る木々の緑だけ異様に鮮やかな緑として発色していてこれがまた良い。
緑に見とれていると、窓枠からぬっと人影が現れ驚く仕組みだ。