ホラーマニア斗真

Scalpel/False Face(原題)のホラーマニア斗真のレビュー・感想・評価

Scalpel/False Face(原題)(1977年製作の映画)
3.0
「孫のヘザーに全財産を」と遺言書を残した爺に不満を募らせた娘婿のフィリップはヘザーが行方不明になっている中、顔面がひどく損傷した状態で発見されたダンサーをヘザーそっくりに整形し、偽物のヘザ一と一緒に財産を騙し取る計画を企てるという、アメリカ発🇺🇸のサイコスリラー。

"遺産相続に関する法律は
しっかり勉強しておきたい"

本作品を観賞した後は二転三転するストーリー展開で話題を集めたサスペンス映画「ワイルドシングス2」と亡き妻の代役を創造しようとする形成外科医の狂気を描いたスリラー映画「私が、生きる肌」の両方が融合した、新感覚のサイコサスペンス映画という風に感じました💰

さらに登場してくるキャラクター3名(フィリップ、ヘザー、偽物ヘザー)が信じられなくなるほど、誰が本性を隠しているのか見分けがつかなくなるという、藪の中状態ともいえる人間たちの騙し合いや奥深い心理描写を丁寧に描いた、スリリングな傑作ドラマでもありました🤑

ちなみにFilmarksではジャンルがホラーと記載されていますが、ホラー映画としてのゾクゾクするような怖さや吐き気を催すようなゴア描写は1つもありません。ジャンルはスリラーかサスペンスに近いと思います。ですので、ホラー映画が苦手な方でも肩に力を入れずにリラックスしながら見れることは保証できます😆

また、ホラー映画にありがちな低予算っぽい感じやB級感は意外と控えめで、全体的にシリアス路線で物語が淡々と進む感じの内容になっていて、地味な印象を受ける作品でした🤔

本作品は映画としての出来は良いですが、好き嫌いが分かれる作品であることは間違いないです。今回の作品は個人的にはたまたま好きではなかったので、このスコアになっています。それでも結末は意外性があってそこは秀逸でした。サスペンス映画が好きな方は、見ておいて損はない作品だと思います👨‍⚕️

💰👱‍♀️👨‍⚕️👱‍♀️💰

※最後はある人の策略によって…🏥