コーディー

ミセン-未生-のコーディーのレビュー・感想・評価

ミセン-未生-(2014年製作のドラマ)
4.5
大卒でもなく語学堪能でもない26歳チャン•グレが総合商社で様々な冷遇を受けながらも踏ん張り、己の価値と向き合っていく…上司への信頼や同期の仲間に励まされ社会という戦場に適応していく日々を緊張感途切れず描く全20話にもう終盤はずっと泣いてたw
文句なしの傑作。超好き!

グレが配属される営業3課の空気感が大好きやしオ課長を筆頭に様々な試練に耐え連帯を深めていく様子に観てるだけで慰められる。
時に突き放しながらも部下の成長を誰よりも願う課長の器の大きさ、馴れ合いではない緊張を保った関係性に毎回涙腺を刺激されるし、演じるイ•ソンミンが本当に素晴らしい!

メインの営業3課だけでなく他部署にも豊富なエピソードや常に息の詰まる展開があり、まるで自分もこの商社で働いてる様な感覚になるしストレスも溜まるけどwそんな没入感が堪らない中毒性に繋がる!
そして登場人物も当然多いけどオフィス=見事な脚本の中で描かれる悲喜交々な感情から目が離せない!

まあ終盤やや散らかり気味と言うか情緒が追いつかない展開もあったけどwこれはこれで好きやし、何やかんや毎話60分以上の尺に惹きつける脚本の魅力は今まで観た韓国ドラマの中でも個人的にトップクラス!
韓国では〝ミセンシンドローム〟って言葉で社会現象も巻き起こったらしいけど、なんかわかるわw