きまぐれ熊

ウィッチャー シーズン1のきまぐれ熊のレビュー・感想・評価

ウィッチャー シーズン1(2019年製作のドラマ)
3.4
垂れ流しで見てたんだけど4話が面白くてそこから真面目に見た

で、全然分かんなくてゲームとか原作小説の設定を調べて一通りおさらいして今に至るんだけど、
ドラマ版に関しては
何でこんな強気で挑戦的な構成にしちゃったのか
って感想に尽きる

これ、ゲームか小説を読んだ人じゃないと付いてこれなくない...?
シンプルに独自設定について行くだけでも情報量多いのに、時系列が難解すぎる

挫折しないために重要なのはゲラルト、イェネファー、シリの独立した3エピソードは時系列がバラバラである事に気づく事
ゲラルトとイェネファーは魔女や改造人間の類なので、異様に老化が遅いという点が時系列の特定をややこしくさせている
300〜400歳生きるらしい
のでゲラルト・イェネファーは飛び飛びで大昔から進んでいくんだけど、シリだけは人間なのでずっと未来の話をやってる。で最終話で合流するって構成

シーズン1はいわばプロローグ
主要な3人の出会いまでを描いていて、多分シーズン2以降に本編とも言える原作長編小説の内容が始まる模様

あと1話を見ても多分ピンと来ないのは構成上当然で、1番重要な根幹は4話
取り敢えず4話から見てもいいくらい重要
ここで語られる驚きの法(law of suprise)シーズン1の根底にあるターニングポイントだと思う
驚きの法についてはもっと序盤から丁寧に説明して掘り下げるべきだった
それがあるだけでもどこに焦点を当てて見るかがわかりやすくなったと思う

とはいえ設定を理解してしまえば捻れる3人の運命と、ハイファンタジーのがっしりした設定群はかなり面白くて世界観の懐の広さに向かって楽しめたは楽しめた

シーズン2から分かりやすく冒険が始まってくると思うので楽しみにしたいな〜
今後の気になる点は、
原作最後までやるなら何シーズン走るつもりなのかって点と、
小説の続きを描いているゲーム版の設定は取り入れられるのかという点
最終話のタイトルロゴの演出を見る限り、小説版のラストまで突っ走るよ!という意気込みは感じるがどうなるだろうか
きまぐれ熊

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