最近は見たい映画もそんなにないので、ついに手を出してみた(笑)
期待通りのクオリティで(すごいお金がかかってるのだろうなぁ)目で見るのはもちろんのこと、知的好奇心も満たされた。もちろん、ドラマは事実を多少は脚色してるでしょうが、エリザベス2世のイギリス王室は「こうだったんじゃないか劇場」として見れば、本やWikipediaで知るよりもじゅうぶん興味深いものだった。それに、こんなことまで描いていいの？っていうね(笑)やっぱり、家庭問題ってプライバシーじゃないですか。
実際は、フィリップや子供達との時間は全然とれなかっただろうし、妹マーガレットの結婚問題にしても、姉としては応援したくても、女王としての決断は相反するし。ジョージ６世の兄で、かつての「あの」エドワード８世の台詞が象徴的だったが、「半分は人間で、半分は王冠」の奇妙な生き物というのはまさにそれで。
女王になり、エリザベスの孤独と覚悟がね…すげぇ伝わってきます。
シーズン１はエリザベスの結婚、女王即位から1955年頃？まで(イーデン首相就任、マーガレット25歳の結婚問題)
チャーチルとの関係の描かれ方も面白かった。中でも、チャーチルが具合悪いのを女王に秘密にしていた件を叱ったエピソードはむねあつだったし、だからこそ彼が退任した時、エリザベスの送別の言葉がしみるよね。
