堂本剛に続く二番目の金田一一、松潤シリーズ。
特に何がダメってこれ、音楽と編集による盛り上げが堂本シリーズから著しく欠損してる。。内容が内容だけに、どれだけ事前に見てる側の恐怖を煽って雰囲気作りできるかが肝なのに、テーマメロディーもなければ恐怖を煽る演出もほとんどない。ただの淡々とした推理劇に置き換わってる。
あと、堂本金田一は、高校生演じるのが年齢的に厳しかったとはいえ、関西人ベースな自然なボケ具合と、ともさかりえ演じる美雪の鋭めツッコミの相性が絶妙でキャラがめっちゃエンタメ性高く、見てて楽しかった。それがまためっちゃ怖い雰囲気醸してる本編の殺人事件の緊張感との対比でめちゃくちゃイイ味出してた。超軽度とはいえ人生初にして唯一のハマりジャニーズになったほど思い入れもある。だけど松潤金田一は、前日談とかで少しボケるけど、天然だけど終始真面目だし、特に事件中は真面目すぎて全然キャラ立ってない。どっちかいうとボケは美雪の子が担うからツッコミ不在だし。そこに加えて本人と周りの単なる演技の下手さもあってしんどい。
あとこの辺になってくると、当初ただの真っ当な(？)怨恨殺人者だった高遠洋一がモリアーティの様相を帯びてきて、原作漫画のストーリーも急速に失速してきてしんどいこともあり、話がそもそも面白くない。。あとドラマ版高遠冴えねぇ。。てかほんまに恥ずいキャラ。。最終話の佐木くん展開は仰天。これ原作漫画にもあるの？ちょっと過去シリーズからの負のキャラ変が凄すぎて悲しくなったわ。。
そんないろんな要素が重なりすぎて、中々しんどいぞ本作。。何本か小説版金田一少年の事件簿の映像化を試みてる点は評価だけど。
