あちぴろ

サムダルリへようこそのあちぴろのレビュー・感想・評価

サムダルリへようこそ(2023年製作のドラマ)
4.7
娘の【せなお】ゴリ推しのチ・チャンウク。
「めちゃくちゃいいから観て!」と勧められて観始めたものの…
「ネムダルリ」からの、「ネルダルリ」へと…
1話から3話くらいまでなぜか毎回寝てしまう。
「もう観なくていいわ!!」と半ギレされてしまう。笑

しかし。
済州島を舞台に、いろんな人たちの交流とかが見えてくると「海街チャチャチャ」のような「人と人との触れ合い」から感動するドラマになっていくんじゃなかろうかと4話以降真剣に観るようになる(遅い笑)。

しっかり完走すると、ほんとにいいドラマでした。
14話でようやく追いつくんだが、配信まで待ち遠しいくらいになってしまったのも【せなお】には内緒。

シン・ヘソン(演:サムダル)があまり可愛く見えない(ファンの方々すみません)んだが、演技は素晴らしい。泣くシーンなんかは演技とは思えないくらいに上手かった。
【せなお】ゴリ推しのチョ・ヨンピル(チ・チャンウク)はまぁイケメンですね。しかもいつもどんな時もサムダルを支えて「大丈夫か?」と気にかけてくれる。
こんないい男を振るヤツおるん?両親同士の問題が原因ではあるんだけど。
さらに、黄色いカウンタック?を乗り回すお金持ちのプ・サンド(カン・ヨンソク)からも好かれているサムダル。
済州島の実家に戻った次女サムダルや、長女のジンダル(シン・ドンミ:ハイバイ、ママなど)が離婚したASグループの社長チョン・デヨン(ヤン・ギョンウォン:ヴィンチェンツォ、愛の不時着など)との話や、三女ヘダル(カン・ミナ)の娘ハユルとイルカ保護センターの社長との話なども織り交ぜながら話は進む。
なぜ、サムダルとヨンピルは別れたのか。
なぜ、ジンダルとデヨンが離婚したのか。
なぜ、ヨンピルの父チョ・サンテ(ユ・オソン:SweetHome2など)はサムダルの家族を恨んでいるのか。
なぜ、ヨンピルが気象庁の本部への移動を頑なに断るのかなど、いろんな伏線が敷かれているのを全てキレイに回収してくれる。
泣けるところが多い。
泣かされる。
【せなお】の手前「泣いてる」なんて絶対言わないが、何度もいいシーンがあってジーンとくる。

【キャスト】
❇️キム・ミギョン(三姉妹の母、サムダルリの海女会長):もうこの人オカンしまくりすぎる。同時期の「もうすぐ死にます」でもしてたし。ちなみにインスタフォローしたし←
❇️ソ・ヒョンチョル(三姉妹の父):「ファーストレスポンダーズ」など
❇️イ・ジェウォン(ヨンピル、サムダルの友人ギョンテ):「青い海の伝説」、「シーシュポス」など
❇️ペ・ミョンジン(ウヌ):「キムサブ2」の看護師、「配達人」など
❇️ ハン・ウンソン(チョン・チュンギ、サムダルの元彼、充電器?):「離婚弁護士シン・ソンハン」など
❇️シン・ドンミ(前述の長女役):「ハイバイ!ママ」など
❇️ヤン・ギョンウォン(ASグループ社長「ごろんデヨン」):「不時着」、「ビッグマウス」、「ある日」など多数
❇️カン・ミナ(三女ヘダル)キム・セジョンと同じグループだったのね
❇️ユ・オソン(ヨンピルの父)「Sweethome2」の軍人
そして、極めつけは1話で名前だけの登場だったのに、最終回にきちんとカメオ出演するあの女優。総毛立つとはこのことだった。
そんなところまでも伏線回収するのか!と心で叫んだよね笑

伏線の回収をすべてしっかりする脚本の良さ、ヒール役が徹底的にクソな設定、そしてきちんと最後には逆転してくれる設定など終盤に向けてゾワゾワとするお話の連続だったのも高評価の要因かも。

プ・サンドは幸せになってほしかったなぁ。
ジンダルとデヨンの話の方がメインの二人の話より食い気味で観てた。
ただ、最後の姉のジンダルがなぜ国内線なのにキャリーを引いていたのかは分からないままなんだが。もしかしてデヨンとの暮らしの支度をいつもしてるということ?


ちなみに。
チョー・ヨンピルって今観てる「社長をスマホから救い出せ!」でも先生って言われてるくらいのポジションなんだが、本作でもヨンピルはそこから名付けたというのがウケる。
「釜山港へ帰れ」くらいしか知らないんだけど、そんなに韓国でもすごい人だったのね。笑

(2023/12/30~2024/1/21)
あちぴろ

あちぴろ