Melko

義母と娘のブルースのMelkoのレビュー・感想・評価

義母と娘のブルース(2018年製作のドラマ)
4.0
普段ドラマを全く見ないが、母に勧められ。
順番がおかしくなったけど、年始スペシャルからの一気見で全て視聴。

最初は、「えー、綾瀬はるかかあ、、」と思いながら見たけど、なるほど、
とても奥が深い。
血の繋がりだけが全てじゃない。
でも血の繋がりの大事さが意味するところも説いてくれて、久々にドラマを見て、
うなった。
切実に、スペシャルの前に全話見ておけば良かった、、と後悔。。

全話、昨今の社会が抱える、そして解決せず置き去りになっている問題に斬り込んでいく。
でも、重くない。だからこんな自分でも一気に見れた。

恥を捨てて振り切った、キャリアウーマンモードでバリバリに仕事する場面では侍のような剣幕の綾瀬はるかが、
子育てでは菩薩のような表情を見せる。

娘も、子役も高校生になった役も
とても良い。子供ながらに悲しみや切なさを押し殺し我慢する表情、はたまた
はつらつな笑顔。

そして竹内豊のダンディズム。
渋い。かっこいい。
シングルファーザーの悲哀。優しさ。

愛を超えた、人類愛。
人間の関わりとは。
とても良いドラマでした。
Melko

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