サカイピロシネツキ

VIVANTのサカイピロシネツキのレビュー・感想・評価

VIVANT(2023年製作のドラマ)
3.2
(日本のドラマの割には)凄い制作費と
豪華キャストを使ったド派手でベタな演出満載の大作。

よく言えば壮大、悪く言うと大味なつくりで、食事に例えるなら、劇中に出る赤飯のような素朴なおいしさではなく、金粉でも振りかけた料理みたいな印象。あまり美味しくはないし健康にも良くなさそうで、びっくりさせることだけが目的みたいな感じ。だけど、そこまで驚くほどでもない。阿部寛のしゃべりが大げさ過ぎ、堺雅人の顔芸もうるさい。

話自体はおもしろくない訳でもないけど、日曜のお茶の間で流せるようにバイオレンス加減が中途半端だったり、日本万歳、子どもは健気、任務の間は女は待ってろ、ガイジンはアブナイ、みたいな色んな保守バイアスも今日びキツイ。

最終回の役所広司はさすが。