あちぴろ

離婚弁護士シン・ソンハンのあちぴろのレビュー・感想・評価

離婚弁護士シン・ソンハン(2023年製作のドラマ)
3.4
チョ・スンウでなかったらまず挫折してただろうドラマ。実際8話以降観る気になれずに数ヶ月経ってしまった。


天才ピアニスト、シン・ソンハン(チョ・スンウ)はある事をきっかけにピアノをやめて弁護士になる。しかも離婚専門の弁護士。
妹の死が何やら関係してそうだが、そんな矢先、韓国の朝の顔的存在のラジオDJイ・ソジン(ハン・ヘジン)の不倫による離婚弁護の依頼がくる。。。



▼ ▼ ▼内容に触れまくるのでご注意を▼ ▼ ▼







離脱しかけた原因のいくつか。
⚫︎おっさんたちに華がない。
 チョ・スンウは良しとして、親友の弁護士事務所事務長キム・ソンギョン、親友の不動産会社社長チョン・ムンソン。どちらも主役級には程遠いパワーに見える。特にキム・ソンギョン、悪役(「グリッド」の悪印象強過ぎた)のイメージが強くて目つきの悪さが善人に見えない。
「39歳」と同じように括られるが、あちらとは桁違いに違う。
⚫︎おじさんの歌う歌謡曲がしんどい
 BTSとかアイドルの歌であってくれとは言わんが、日本の五木ひろしレベルの歌謡曲を本気に歌う感じがしんどい。
⚫︎内容がペラい
 結局、妹が事故にあった原因が継母になった女の策略と罵詈雑言によるものとして、義弟何してんの?藤崎マーケットの相方みたいな顔した義理の弟が一番の悪。継母は結局なにも得られないし、そもそも最後の電話の内容知ってたならさっさとそれを伝えてりゃ良かったんじゃ?義母も悲しんでる割に微妙な感じ。
イ・ソジン(は綺麗なので眼福ではあるが)とか、若手の弁護士とか必要だった?
「ウ・ヨンウ」のお父さんチョン・ベス、この役はしてほしくなかったなぁ。いい人であって欲しかった。
なるほど!とかそうきたか!とか意外な展開が全くなく、スーっと垂れ流されてる感じ。

ま、でも、シン・ソンハンがイ・ソジンとくっ付いたりしなくて良かったし、子役のギヨンとヒョヌは演技も上手いし、可愛かった。


と、なんだが入り込める要素がなかったし、「わずか1000ウォンの弁護士」などと比べると盛り上がりにも欠けた。

離婚依頼の話がいくつか出てくるのだが、そこについては面白かった。

ほんっとにチョ・スンウでなければ観れないドラマだった。

残念。

(2023/3/5〜6/22)
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